![]() ![]() ![]() ![]() Red Hat、KDE と GNOME を統一この記事のURLhttp://japan.internet.com/linuxtoday/20020924/3.html
著者:Thor Olavsrud
海外internet.com発の記事
Red Hat は KDE、GNOME どちらのデスクトップ環境も、 同じような外観で同じように動作するように設定したいのだ。 それは、Linux コミュニティのかなり大きなグループが、 OS の成熟するのに重要な段階としている目標、 そして KDE と GNOME 両方の開発者が freedesktop.org で追求しているものだ。 しかし KDE コミュニティのメンバーの中には、 Red Hat との KDE の歴史的な対立から生じた悪感情に煽られて、 Red Hat の計画を即座に問題化しようとしている者もいる。 彼らは、 Red Hat は KDE デスクトップから機能を除去しようとしており、 デフォルトのメニューにある主要な KDE アプリケーションを、 KDE のネイティブ Konqueror に対抗する Mozilla のような、 非 KDE アプリケーションの Web ブラウザなど一般的なものに置き換え、 KDE のパフォーマンスにも消極的に影響を与えようとしている、と主張している。 非ネイティブアプリケーションは KDE の共有ライブラリに加え、 膨大な共有ライブラリを要求するので、 非常に KDE の性能に影響を及ぼす、と彼らは言っている。 しかしながら、注意してほしいのは、 ネイティブ KDE アプリケーションは Null では取り去られるわけではなく、 単にデフォルトのメニューにないだけだ、ということだ。 彼らの議論を覆そうと、 Red Hat デスクトップチームメンバーの Owen Taylor 氏は以下のように語った。 「われわれは、故意に KDE の設定を間違い、 悪く見せるようなことは絶対しない。 機能不全のソフトウェアを出荷しても何の利益もない。 そんなことをしても、Red Hat についてユーザーに悪い印象を与えるだけだ」 「また、 GNOME あるいは KDE の機能を取り去って、ありふれたサブセットにしてしまうこともしない。 あるデスクトップが、あるいはほかのデスクトップがデフォルト設定になっていない場合が二三あるが、 デスクトップ間でひとつのデスクトップ決定の設定セットを共有しているからだ。 この例として、 GNOME の「メニューパネル」機能を使うことを検討したが、 同様の効果が KDE で達成されなかったこともあり、 それをあきらめた」 しかしながら、Taylor 氏は、 Red Hat のハッカーは KDE よりも GNOME にはるかに熟知しており、 KDE ではなく GNOME を修正するほうがおそらく良い結果が出ることを認めた。 「しかし、このリリースでは以前のどのリリースより KDE の設定に苦心しており、 実際、最終製品はわれわれが出荷した KDE デスクトップの最上品だと思う」 それでは、こういった議論はやる価値があるのだろうか? ベテランの Linux ユーザーと献身的なオープンソース改宗者にとっては否だ。 しかし、過去数年間、Linux コミュニティ全体には Linux を企業の大黒柱にしようという動きがある。 二つの異なる GUI があり、異なる動作をすると、それが難しくなる。 特に、Red Hat Technical Workstation を使う Red Hat の計画で、 Linux 機をプログラマではなく普通の社員向が使う時はそうだ。 プログラマは自分でデスクトップの設定ができるかもしれないが、 事務職の社員には Corporate Help Desk が必要になるだろうし、 リソースとタイアップした複数のデフォルト設定がいるだろう。 「デスクトップをもっと首尾一貫したものにすれば、 新規ユーザーが環境にアプローチしやすくなる」と、 HP の GNOME Foundation ボードメンバー Jim Gettys 氏は語る。 「どうして、同じ設定にするのに、 年寄りにさえ見た目の違いが分かるものを置いて、2回やらせるのか。 freedesktop.org 標準のねらいはそれだ」 Null のベータコードをまだ見ていないが、 Gettys 氏は、はっきりと Red Hat の努力に賛意を表している。 「お互いの外観を似せて、操作も似たような物にする、それはいいことだと思う」 「アプリケーションはアプリケーションだ」と Gettys 氏は言う。 「それが GNOME だろうが KDE だろうがかまわない、いいアプリケーションを使えればとてもうれしい。 重要なのは、アプリケーションはみんなが使うものだということだ。 使えるいいアプリケーションがあるのなら、 GNOME を KDE アプリケーションの代替物として構築する理由は何もない。 あるいはその逆でも同じだ」 しかし、このような考え方をすると、 開発者はもっといいバージョンを作ろうという意欲がなくなる、 と氏は示唆した。 Taylor 氏は、 「ユーザーが GNOME あるいは KDE へのログインを選択しているとしたら、 われわれは何か間違ったことをしているのだ。なぜなら、
「設定ツールを2セット作る、Web サイトを 2つ作る、 さらに Linux を2機種作るのは引き合わないし望ましくない」 さらに Taylor 氏は、 統合作業を減らすために、 Red Hat では2つのデスクトップに対して同じような設定を採用する、 続けた。 「デスクトップを出荷する時、設定ツール、Red Hat ネットワークのようなサービス、 お薦めアプリケーションのセットを統合する必要がある」 「異なるアップストリームのデフォルト設定から始めると、 この作業は、 単一の設計で2つを実装するのではなく、まったく異なる2つの設計となる」 Taylor 氏は、 Red Hat の戦略のマイナス面を認めている。 これには、 両方のデスクトップでまったく同じ Red Hat アートワーク(Bluecurve の外観)を使えるようにするために、 KDE や GNOME からブランドを取り去ることなども含まれている。 それはまた、2つのデスクトップの主要な競争分野のいくつかに影響を及ぼしている。 すなわち、アートワーク、デフォルト設定の選択、 デスクトップにバンドルされたオフィス用アプリケーションの選択などだ。 しかし、Taylor 氏は、以下のように主張した。 どちらの開発者グループにも人気のないもののようなものである限り、 競合しているものを変更するのは有益であるはずだ。 そうすれば、 二つのグループが、中核となるアプリケーション、使いやすさ、内的統合の質、 デスクトップ設定ツールがもたらす安定性、速度、機能で競争する動機となる。
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