安価でかつ信頼性の高いコンピュータシステムを構築するには、
PC やワークステーションのクラスタでの運用が考えられるが、
既存の OS では満足できるクラスタシステムが構築できない。
そこで、新たな OS として SSS-PC が開発された。
SSS-PC では高いシステム性能と高信頼性、システムの高可用性の実現を目指し、
単体マシンから10万台規模のPC やサーバーによるPCクラスタを統合して運用できるようにする。
SSS-PC は、
BTRON 以来の純国産汎用 OS である SSS-CORE の成果を基に開発された。
SSS-CORE は、
従来の OS にない、
LAN で結合された複数のワークステーションを高性能な並列計算機として使用できるという特徴がある。
SSS-PC にはメモリ保護やマルチタスクなどの基本的な OS 機能に加え、
メモリベース通信(MBCF)や情報開示機構(IDM)などの機能があり、
次世代の汎用 OS として位置付けられている。
また、
タスクマイグレーション機能と自由市場原理に基づくスケジューリング方式も備えており、
システムやアプリケーションを停止しなくても、
ノードの一部のメンテナンスやシステム能力の増強ができる。
既存アプリケーションなどのソフトウェア資産を活用できるよう、
互換C言語ライブラリを開発、
ソースコードレベルでUNIX系OSとの互換性を維持している。