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2005年6月3日 09:00 |
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すべての道は Linux に――ニューヨークサミット
著者: Jacqueline Emigh オリジナル版を読む プリンター用 記事を転送
▼2005年6月3日 09:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
5月25日と26日にニューヨークで開催された LinuxWorld Summit の参加者らによると、
Linux は、
エンタープライズサーバーアプリケーション不足や、
デスクトップ Linux の品質などの問題を抱えながらも、
UNIX、Windows、そして昔ながらのメインフレームに急速に取って代わり、
企業の表舞台に立とうとしているという。
25日に行われた基調パネルディスカッションでは、
3社の大企業のトップ幹部が、
運用環境を Linux に乗り換えたことでコストやサーバダウンタイムの削減といったメリットを実現したことを明らかにした。
別のプレゼンテーションでは、
Novell の R. Carl Drisko 氏が、
金融サービスだけでなく製造、医薬、
航空業界などでも Linux をベースにしたグリッドコンピューティングが実装されていることを指摘した。
Drisko 氏は講演後に LinuxPlanet のインタビューに答え、
「多数の顧客が、ありとあらゆるプラットフォームから Linux への乗り換えを決めている」と語った。
Ideas International のアプリケーション/統合インフラ担当 VP 兼シニアアナリスト、
Steve Garone 氏も、
Linux は開発や小規模部門レベルで限定的に導入される段階を間違いなく越えた、
として同意する。
「今回のカンファレンスで自分が聞いた話と各所で見たことを総合した意見だ」
(Garone 氏)
Linux への移行は急に進んだわけではない。
先のパネルディスカッションでは、
E-Trade Financial と Cendant Travel Distribution Services の関係者が、
数年前の経済不況のころからすでにコスト削減に向けて Linux に真剣に取り組んでいたことを明かした。
E-Trade の最高技術/業務責任者 Josh Levine 氏によると、
同社は2001年のバブル崩壊時、
コストのかかる Sun Solaris 環境の代替として、
Linux と Windows の両方を検討したという。
一方、Cendant の CTO (最高技術責任者)、
Robert Wiseman 氏によると、
同社は長年使ってきたメインフレーム環境の代替案として Linux と商用 UNIX を検討したという。
Wiseman 氏によると、
実際に Cendant ではリスクを緩和するため、
かねてから Linux、UNIX、
そして古いメインフレームの3種類の環境を並行して運用してきたという。
Wiseman 氏は聴衆に対し、
「(しかし)現在はすべてがオープンシステムになっている」と語った。
これに反し、
Citigroup Technologies のシニアバイスプレジデント Aaron Graves 氏によると、
同社はつい最近、
IBM の新しい zOS メインフレームプラットフォームに移行するにあたり、
Linux を自社のメインフレーム環境に統合したという。
Citigroup では、
バックエンドのクレジットカード処理環境を Linux を使ってメインフレーム上で運用している。
これら3つのエンタープライズ構想は、
すべてが Linux の導入拡大を計画している。
実際 Levine 氏によると、
ETrade では現在、
自社のオリジナル Linux ディストリビューション開発の可能性を熟慮中だという。
ETrade も、
今後1年以内に全社規模でデスクトップ Linux を導入すべく調査を進めている。
「(デスクトップ Linux の)最大の課題は、
外観を Windows に似せることだ。
(Linux 向けソフトメーカーが)その努力をあきらめれば、
(デスクトップ Linux は)実質的に機能する」(Levine 氏)
デスクトップ Linux を検討してるのは ETrade だけではない。
Novell の Drisko 氏によると、
米国の2つの州などが SuSE Linux デスクトップ環境の導入に着手しつつあるという。
ユーザーは、
サーバー側 Linux でもいまだに障害が残っていると感じている。
「Linux で利用できないアプリケーションを利用できるようにしてほしい。
すでに Linux 版があるものも、
動作を改善し、連係も改善してほしい」(Levine 氏)
Graves 氏は特に、
Sybase に対して zOS 版の DB 開発を呼びかけているという。
Novell の Drisko 氏は、
相互運用性の問題が一部で Linux の導入を遅らせているのでは、
との見方に反論している。
「Linux ディストリビューションは中身はだいたい同じだ。
Red Hat と SuSE は相互に差別化に努めているが、
それは Linux 上で動作する管理ツールレベルでの話だ。
変に細工している部分は少なく、
(Red Hat とは)常に互換性がある」(Drisko 氏)
さらに Drisko 氏によると、
昨年1年で1,000社以上の ISV が Linux 用アプリケーションの開発契約を結んでいるという。
だが同氏は、
比較的コストのかかる zOS メインフレームへの移植などは特に、
確信を持って開発しているデベロッパーばかりではない、とも明かした。
「デベロッパーはニーズを確認する必要がある。
奨励金のようなものが役立つかもしれない」(Drisko)
Drisko 氏は、
「Sybase などのアプリケーションデベロッパーが zOS プラットフォームをコスト的に導入しやすくすれば、
zOS への移行が進むかもしれない。
IBM は『無償』で提供してもいいくらいではないか」と提案する。
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