SGI、超ハイエンドからミッドレンジ Linux へSGI が新しい Linux 対応サーバーとストレージシステムを発売し、
超ハイエンドコンピューティングからミッドレンジのエンタープライズ市場への路線変更に乗り出した。
SGI のミッドレンジ参入プランの要が、 7,000ドル以下からの価格設定、 3営業日以内の製品を届ける「Quick Ship」プログラム、 そして再販業者の積極的な新規獲得だという。 SGI の Altix サーバシリーズ製品マーケティングマネジャー、Hao Pham 氏 によると、同社は Cray スーパーコンピュータ、RISC ベースサーバー、 そしてエンジニアリングワークステーションの製造で培った高品質技術に対する評判も活用していくという。 「(ミッドレンジ Linux の)最廉価製品の投入は絶対にできないが、 最高のプライスパフォーマンスを実現する」(Pham 氏) Itanium 2ベースの NUMA アーキテクチャでリードする SGI は、 特定のワークグループや部門レベルのエンタープライズアプリケーションを軸に、 かなり優位に展開できる、との見方を一部の顧客やアナリストは示している。 Ideas International のサーバー市場担当アナリスト、Rich Partridge 氏は、 「SGI は技術で秀でている」と語る。 「しかし、SGI がいかに早くチャネルに浸透し、 (エンタープライズ分野の)再販業者が優先的に SGI を勧める気持ちにさせられるかどうかが(新製品の)成功のカギだ」(Partridge) 発売されたのは、 SGI Altix 330(NUMA 対応のラックマウント搭載型小型サーバー)と SGI InfinteStorage S330 ストレージアレイ。 後者の価格は前モデルの半分以下となっている。 Pham 氏 によると、 SGI は Altix 330 と InfiniteStorage S330 の2製品で複数の新市場に参入したい考えだという。 330 と S330 は、 今年の晩夏から初秋にかけて出荷が始まる見通し。 SGI のストレージ製品マーケティングマネジャー、 Mark Wiertalla 氏によると、 VAR 経由もしくは SGI の営業部隊が直接販売するハイエンドシステムとは対照的に、 新しい 330 と S330 の販売は再販業者だけになるという。 販売には、長年 SGI と付き合いのある VAR のほか、 同社が今年初めに開始した新しい VAR プログラムで獲得した大手再販業者も加わる。 古くから SGI 製品を扱ってきた再販業者のシニアアカウントマネジャー、 Byran McGaha 氏は、 「比較的低価格のハイパフォーマンスシステムと、 効率的な販売手法こそ SGI に必要だったものだ」と語る。 「これまでの Linux 市場は、顧客が気軽に購入し、 破棄できる低価格機ばかりだった。 しかし、ハイパフォーマンスアプリを運用したいユーザーには、 あまり故障せず、万が一の場合でもすぐに修理できる製品が必要だ」(McGaha) Altix 350 同様、まもなく登場する330も、 Novell の SUSE Linux Enterprise Server (SLES)もしくは Red Hat Enterprise Linux のいずれかを選べる。 SUSE Linux を希望するユーザーには、 SLES 環境でのパフォーマンスと機能強化を目指して SGI と SUSE が新たに共同開発した「SGI ProPack」ソフトウェアも提供される。 Pham 氏 は、SGI は「ProPack for Red Hat」も検討中だとしているが、 「SUSE と一緒にスケーラビリティの問題に取り組んできたので、まずは SUSE に対応した」とも加えた。 再販業者の大半は Altix と InfiniteStorage の両システムを販売するが、 「ストレージに専念するところも出てくるかもしれない」と Wiertalla 氏は語っている。 InfiniteStorage システムは、 SGI 製 PC サーバーでも他社製 PC サーバーでも接続できるという。 SGI のストレージシステムは Linux で動作するが、 Linux あるいは Microsoft Windows を搭載したサーバーとも互換性がある。 修理や保守を向上させるため、 少なくとも今のところ SGI はオンライン販売を行っていない。 だが、SGI は製品の素早い配送を目指し、 ハードディスクが 160GB、メモリが 2GB となる Altix 330 のデュアルプロセッサの基本構成2タイプに、 新たに Quick Ship オプションを用意する。 SGI ではさらに、 顧客の仕様に合わせた Quick Ship コンフィギュレーションのカスタマイズにも対応するが、カスタマイズされたシステムについては配送に時間がかかる可能性がある。 Wiertalla 氏によると、 InfiniteStorage のシステム、ツール、 およびストレージ向けにも Quick Ship と同じようなプランの準備が進んでいるという。 InterVision の McGaha 氏は、 まもなく登場するこれらの中堅市場製品が最適だと思われる分野として、 オート Cad や EDA(Electronic Design Automation)など、 NUMA アーキテクチャを活用できる各種応用分野に加え、 サーバーファームにも言及した。 「32bit が主流の OLTP 向けとは言えないが、 (NUMA は)高帯域幅が要求される『大規模処理』には最適だ」(McGaha) Ideas International の Partridge によると、 最大のライバルは HP だという。 「IBM や Dell もいるが、 IBM は PowerPC、Dell は X86 Xeon に固執している」(Partridge 氏) 7,000ドル未満からの価格設定となる Altix 330だが、 ハイエンドの Altix システム同様、 NUMAflex 共有メモリアーキテクチャと 6.4GB/s の双方向相互接続が採用される。 330は、1.3〜1.6GHz で動作する Intel Itanium 2プロセッサを1あるいは2基と、 共有のオンチップキャッシュを3〜6M バイト搭載する。 高さわずか1.75インチの 330 は 1U 分に収まる。 SGI 幹部によると、ユーザーは 17U ラックで最高17台、 39U ラックで最高39台のサーバを収納できるようになるという。 330は NUMAlink を使い、 最大16プロセッサと最大 128GB のメモリを搭載可能。 同サーバーは最大485MB/s のデータ転送レートを誇り、 科学技術計算処理における耐震処理計算や、 メディア企業で利用されるビデオストリーミングなど、 帯域幅に対する要求の高いアプリで利用されている。 一方の InfiniteStorage 330 の価格は1万2599ドルからとなる。 SGI から近い将来登場する新型ストレージシステムは、 2.8TB から 16TB を超える容量の DAS、NAS、SAN をサポートする。 SGI ではパフォーマンスモニタや管理用ソフトウェアも同梱する予定。 関連記事 最新トップニュース
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