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レッドハット、日本国内においても“Mobicents”でテレコム市場に参入

山形直子
2007年11月30日、 米国 Red Hat からマーケティング、テレコム部門ディレクタの Tom Wunderlich 氏、 およびソフトウェア開発部門ディレクタで Mobicents 創設者の Ivelin Ivanov 氏が来日したのを機に、 レッドハットは記者会見を開催、 同時に同社の“Mobicents”技術を中核としたテレコム市場への取り組みに関する説明を行った。

Mobicents は、 米国Red Hat が今年6月に買収した Mobicents Technologies のオープンソースによる技術。 Red Hat ではすでに Mobicents の買収を機に、 7月にテレコム市場への参入を発表、 テレコム業界において次世代サービスを創設、配布、管理するインフラソフトウェア、プラットフォーム、ツールの提供に意欲を示している。

Mobicents の買収により、 SLEE(Service Logic Execution Environment)を Red Hat の技術ポートフォリオに付加することが可能となった。 テレコム業界では秒あたり、 Web データトランザクション数の10倍もの発呼設定トランザクションを要するが、 Mobicents ではこれを低いレイテンシーかつ高いスループットで実現できる。

Red Hat では Mobicents をミドルウェアの JBoss に組み込んで、 現在は別々であるコンピュータ網と電話網を収束する「JBoss Communications Platform」とする。

Mobicents は堅牢なコンポーネントモデルとフォールトトレラント実行環境をもった、スケーラブルなイベントドリブンアプリケーションサーバーで、 JSLEE 1.0 準拠の初めてかつ唯一のオープンソースプラットフォーム。

開発者を複雑な既存のテレコムネットワークプロトコルから分離する、 ネットワーク抽象化レイヤーが提供されるので、 新しいサービスの迅速な開発と、 IP と既存の電話会社のネットワーク全体にわたるシームレスな配備が可能となる。

SLEE は次世代インテリジェントアプリケーションにおいて、 音声、ビデオ、データを収束できるように J2EE を補完するもの。 JSLEE(Java Service Logic Execution Environment)は、 イベントドリブンアーキテクチャの業界標準。

Mobicents
マーケティングディレクタ Tom Wunderlich 氏(左)と
Mobicents 創設者 Ivelin Ivanov 氏
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