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LinuxToday2008年5月29日 18:30

データセンターと仮想化システムに深く浸透する Linux、マイクロソフトも出展した LW08

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年々規模が縮小気味の LinuxWorld Expo/Tokyo だが、Linux 自体の採用が減ったわけではなく、それだけ企業システムに深く浸透したからだ、と言えるのかもしれない。

Linux ベースのアプリケーションが少ないので、企業システムでは採用しづらい、と言われた数年前に比べると、驚異的な成長ぶりだ。

さて、2008年5月28日から開催の「LinuxWorld Expo/Tokyo 2008」だが、ついに、「Business Blog&SNS World 08」および「Virtual World Conference&Expo 2008」との併設となった。

Linux OS メーカーも独自のブースを出さず、ノベルはセミナーのみ、ターボリナックスは NTT データのブースで「TOMOYO Linux」関連で運用サポートサービスとして、「Turbosupport for Secure Web Server」を展示するのみで、ターボの子会社、ゼンド・ジャパンがブースによる出展を行っていた。

OS メーカーといえば、Microsoft も OS メーカーだ。昨年はノベルの影に隠れていた日本法人マイクロソフトは、今年はゼンド・ジャパンと軒を並べて、両社で Hyper-V のデモンストレーションを行っていた。

“仮想化”は、LinuxWorld でもメインテーマのひとつで、ネットワールドは自ら“仮想屋”と称し、物理ハードウェア上の OS イメージを、物理マシン、仮想マシン、イメージファイルに相互移行、変換する「PowerConvert」と、SPARC Solaris アプリケーションをそのまま x86 マシンで稼動させる「QuickTransit」を展示していた。

もうひとつの大きなテーマは“データセンター”で、NEC は省電力サーバーと省電力制御ソフトウェアによる「ECO CENTER」などを展示、また、日本 IBM は VMware/Xen/LPAR 仮想化環境管理ソフトウェアや、「Data Integration Grid on Linux」と題したライブセッションなどを行っていた。

学習する TOMOYO Linux
"TOMOYO"
TOMOYO Linux

TOMOYO Linux は、NTT データが開発したオープンソースの Linux カーネルパッチ、およびツール群のことだ。

TOMOYO Linux には「学習モード」があり、制限事項を設定せずに実行すると、Linux カーネル内での動作をそのまま学習、アクセス許可の内容をポリシーとして蓄積するので、必要なアクセス許可情報を自動的に取得できる。

ターボリナックスの Turbolinux 11 Server はこの TOMOYO Linux を標準で搭載しており、Web サーバー向けのポリシーテンプレートを提供して導入/運用支援サービスをするのが、Turbosupport for Secure Web Server だ。

SecondLife で CAD/CG 立体画像を表示する
"KGT1"
CG ソフトの MAYA で作成した車と、SecondLife 画面
 
"KGT2"
両者を合成
 
併設の Virtual World で気になるものをみかけた。

SecondLife 上で、任意の3次元 CAD など異なるオーサリングソフトウェアで作成した立体画像を合成するデモンストレーションを、ケイ・ジー・ティー(KGT)が行っていた。

この技術開発が完了すれば、SecondLife の画面で実際の CAD や CG データを立体視した設計会議を、バーチャルでできるようになる。

ケイ・ジー・ティーは、サイバネットシステムの100%子会社で、医療/教育/エンジニアリング分野向けの画像ソフトウェア開発/販売会社。

同社は CAD や CG で描画したコンテンツの画質を劣化させずに表示できる「FusionVR」技術を開発した(現在特許出願中)。今後の課題は、これを SecondLife サーバーおよび閲覧ビューアに組み込むことだ。
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