![]() ![]() ![]() ![]() Windows 7 の発売日がいつか知らなかった――Linus Torvalds 記者会見この記事のURLhttp://japan.internet.com/linuxtoday/20091021/5.html
著者:山形直子
国内internet.com発の記事
Lunux Foundation(LF)は2009年10月21日、東京都内のホテルにおいて、Linux Kernel Summit のために来日した Linus Torvalds 氏の記者会見を開催した。
会見には、ジャパンディレクタの工内隆氏、LF エグゼクティブディレクタの Jim Zemlin 氏、SCSI サブシステムメンテナーの James Bottomley 氏(Novell)も同席した。
Torvalds 氏の会見に先立ち、Zemlin 氏が数字を用い、Linux にまつわる興味深い話題を披露した。 たとえば「2,700,000」は、1年で追加されたカーネルのソースコードの行数。また「10,923」行が毎日追加され、「5,547」行が毎日削除されている。 また、一から Linux OS を開発した場合、108億ドル(Fedora 9 で推計)かかるが、現在 Linux 関連システムを使用して年間1,000兆ドルが取引されており、Linux 関連市場規模は合計で500億ドル以上という。 ■Linux Q&A
その後、Linus 氏が QA セッションで回答したのは、以下の事項である。氏は終始にこやかで、どのような質問にも驚かず、丁寧に応対してくれた。 Q:Linux カーネルプロジェクトは非常に大規模なプロジェクトであるが、これを束ねる際の難しい点をひとつあげるとしたら? 難しいと思うことはない。非常に面白いと思う。Linux は現在、携帯電話からデスクトップ、スーパーコンピュータまで、いろいろなデバイスに組み込まれている。これらの整合性をとり、ユーザーを満足させ、今後も Linux を使ってほしいと思う。 Q:大規模なプロジェクトをうまく取りまとめる秘訣は? 秘訣というのは特にない。ただ単に18年間、開発者同士が協力して仕事ができるよう、ベストを尽くしただけだ。 Q:カーネル開発の継続性に懸念はあるか。 先のことはわからないが、今までコミュニティに支えられ、継続して活動し、規模を拡大、成功してきた。これまで、大体うまくいっている。だから心配はしていない。 Q:OS のあり方について 以前に比べると、端末自体は小さくなったが、一方、昔の PC と同様の機能をもてるようになっており、以前なら OS を搭載していなかったデバイスなどにも搭載されるようになった。そこで、Linux のような堅牢な OS が注目されているが、これらの新しい領域に適用するには、ネットワークスタックの追加などの変更が必要だ。 また、組み込み用機器に搭載されるソフトウェアは、1度きりの開発で大量生産される、継続性がないモデルだ。一方、Linux は継続性を重視するモデルだ。このミスマッチを調整するのは面白いと思う。 Q:コミュニティによる開発モデルについて コラボレーションによる開発モデルは、特別なものではない。生物界にはいくらでも見られる現象だ。目新しい点は、これをエンジニアリングに応用したことだ。 Q:明日(10月22日)販売開始の Windows 7 について 自分のポリシーとして、Linux を他の OS とは比較しない。以前の Linux と比較して、よりいいものを作っていくだけだ。Windows 7 が明日発売されるのも、実は知らなかった。
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