smbfs でリモート ファイルへアクセスする
smbfs デーモンを使うと、Samba または Windows ベースのサーバー上にあるリモート共有ディスクを、ローカル デ
ィレクトリへ割り当てることができる。これは CD-ROM のようなローカル デバイスをローカル ディレクトリへ割り当
てるのと同じ方法だ。通常、割り当てられたディレクトリは /mnt ディレクトリ内に置かれる。実際は
Linux のディレクトリ ツリー上のどこにでも置くことができるが、ディレクトリ名をサーバー名と同じ名前にして
/mnt 内に置くのが一般的な習慣だ。共有名と同じ名前のディレクトリが作成されると、
//wong1/public という共有ディスクは、/mnt/wong1/public へ割り当てられる。
共有リソースのマウント (Windows の用語では「割り当て」という) やマウント解除はいつでも行える。これらの
操作についての情報は /etc/mtab と /etc/fstab という2つのファイルから得られる
。mtab ファイルには現在マウントされているデバイスの一覧があり、Linux によって管理されている。fstab ファイ
ルには、どのようなデバイスがマウントされるかが指示してある。これらのファイルの例を以下に示す。
mtab
/dev/sda3 / ext2 rw 0 0
none /proc proc rw 0 0
none /dev/pts devpts rw,gid=5,mode=620 0 0
//wong1/u /mnt/wong1/u smbfs 0 0
//wong1/t /mnt/wong1/t smbfs 0 0
//123.123.123.8/s /mnt/wong1/s smbfs 0 0
fstab
/dev/sda3 / ext2 defaults 1 1
/dev/cdrom /mnt/cdrom iso9660 noauto,owner,ro 0 0
/dev/fd0 /mnt/floppy ext2 noauto,owner 0 0
none /proc proc defaults 0 0
none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
/dev/sda2 swap swap defaults 0 0
//wong1/u /mnt/wong1/u smb username=admin,password=pass 0 0
//wong1/t /mnt/wong1/t smb username=admin,password=pass 0 0
//123.123.123.8/s /mnt/wong1/s smb username=admin,password=pass 0 0
fstab ファイルは通常、ユーザーによって設定される。各行には 6つの項目がある。最初はデバイスの記述、2番目
はデバイスがマウントされるディレクトリ、3番目はファイル システムのタイプ、4 番目は ファイル システム デーモ
ンへ与えるパラメータだ。最後の2つは通常、メイン ディスク パーティション以外では0になる。
上の例では、サーバーのドメイン名 wong1 とサーバーの IP アドレス 123.123.123.8 が同じコンピュータへの参
照に使われているが、通常はこれらのうちの1つだけが使用される。
fstab を使うと不都合な点は、ユーザー名とパスワードが必要になることだ。代わりに、ユーザーが smbmount コ
マンドやブラウザ プログラムを使うこともできる。ブラウザ プログラムには多くの種類があるが、グラフィック イン
ターフェイスを持つものには
Gazer Zoser による
KWMount
(KDE 用)と Chris Rogers による
gnomba(Gnome 用)がある。
smbmount コマンドの例を以下に示す。
smbmount //wong1/u /mnt/wong1/u -o username=admin,password=pass
コマンドの引数は fstab ファイルの内容と似ている。パスワードは省略できるが、
省略するとパスワードが必要な場合には要求される。smbmount コマンドには、オンラインヘルプの説明でも分かるよ
うに、他にも多くの引数パラメータがある。
次は
smbclient を使ったファイル転送
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