Linux 対応の中小企業向け会計ソフト――1Quicken/QuickBooks からの乗り換え
中小企業や個人向け会計ソフトを選ぶ作業は、 仕様、使いやすさ、価格、 サポートといったごく一般的な項目を評価するだけで比較的簡単に思える。 大きな頭痛の種となりうる問題は、現在使用中のソフトからの乗り換えだけだ。 Intuit は、 Quicken と QuickBooks で中小企業/個人向け財務ソフト市場を独占しているが、 それには訳がある。 同社の製品は短時間で修得することができ、 インターフェイスもすっきりまとまっており、 会計の知識がなくても財務管理ができるようになっている。 また、多数の会計ソフトと違い、価格もリーズナブルに設定されている。 Linux を常用するユーザーが Quicken や QuickBooks を動かすためだけに Windows マシンを手放さないことも珍しくない。 では、Quicken/QuickBooks(および各種 Windows 版会計ソフト)から Linux 版会計ソフトに乗り換える理由にはどのようなものがあるのだろうか? ・ Linux を使うことは安定性とセキュリティの向上を意味する。 Windows のセキュリティに関する問題が続いていることを考えれば、 この点が最も大事になってくる。 ・ライセンスコストの削減と運用の簡略化に向けプラットフォームを1つに標準化する。 ・閉じた独自フォーマットにデータが縛り付けられない。 Quicken は QIF (Quicken Interchange Format)フォーマットを採用しているが、 これは幅広くサポートされており、通常、Quicken のデータは簡単に移行できる。 ただ、QuickBooks となると別で、 同ソフトは独自の QBB と IIF フォーマットしかサポートしていない。 QuickBooks のデータを書き出したい場合はサードパーティー製の変換ユーティリティが必要になってくる。 ・フリー/オープンソースコードの指向 (ただし、Linux の会計ソフトすべてがフリー/オープンソースでないことに注意したい) また、Crossover Office を使って Linux で Quicken/QuickBooks を使うのはどうだろう? ここで問題となるのは、 これらのアプリケーションが Crossover Office では完全にはサポートされていない点だ。 検証済みの認定バージョンについては、 互換性データベースをチェックしたい。 Linux の世界には各種会計ソフトが豊富にそろっており、個々の熟成度もまちまちだ。 ここからは Quasar、Moneydance、および GnuCash を見ていきたい。 次へ Quasar Accounting/Point-of-Sale »
関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
|
|