医師の要求に的確に応える LinuxMedNews.com――3Linux と医療業界
「カルテ管理ソフトウェアは、 昔からわれわれの想像を絶するほど無秩序かつ高価なものだった。 だが、Linux と FOSS EMR (電子カルテ)は、 この無秩序状態を解消するとともに、 コストを劇的に引き下げてくれそうだ」(Valdes 博士) 利益を追求する医療業界と Open Source コミュニティの連携について聞くと、 博士は次のように答えた。 「サービスとしてのソフトウェア対資産モデルとしてのソフトウェアの比較は、 医療業界にも当てはまる。 過去の歴史から判断すると、 医療ソフトウェアは、あらゆる組み合わせ、品質、混成、スタイル、規模、 価格のものが一斉に販売されるだろう。 医療業界が標準や市場を無視することは有名だ。 だから今のような状態が生まれ、しばらくこの状態が続く可能性が高いのだ。 私は法律の整備に関しては何も知らないし、予測もつかないが、 これが好影響も悪影響も伴う変化を生み出すのかもしれない」(Valdes 博士) 博士はさらに、 クライアント/サーバーシステムや運用面で FOSS が、 EMR に最大の影響を与えるとも考えている。 「Linux/オープンソースは生物情報科学などの各種研究ですでに標準となっている」(Valdes 博士) その対極として、 Valdes 博士は医療の多くの分野の問題が計算では解決できないことにも言及した。 NP 困難性の問題(非決定性アルゴリズムを用いた多項式時間問題)が一般的で、 それが計算処理の妨げになるのだという。 Valdes 博士によると、これらの問題はあまりにも複雑で、 使いものになる時間内にコンピュータで解決することはできないという。 そして、このことを理解していない人が医療業界には大勢いるのだという。 Valdes 博士はさらに、 医療業界ではオープンソースと Linux に課題が待ち受けていることにも言及した。 「使いやすさ、速度、信頼性、互換性、 そしてインストレーション面の機能性と品質向上が常に求められており、 基準も刻々と変化している」 (Valdes 博士) Valdes 博士は、 「これらのことは営利目的のシステムにも当てはまる。 FOSS システムには、 商用システムの代わりに選択するだけの長期的メリットがある。 これらはすべて、GNU GPL などのライセンスから生まれた必然的な結果だ。 ソフトを実行、複製、配布、研究、変更、改善できる特定の権利はかなり強力であり、 医療業界のような所では過小評価できない」と語っている。 Linux と医療業界の融合には、きっと多くの課題が待ちかまえているだろうし、 チャンスもあるはずだ。 次へ まとめ »
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