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2008年10月12日
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LinuxTutorial2005年9月2日 09:00

オープンソースの開発/配布/ライセンス方法――2

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オープンソース対フリーウェア

オープンソースがフリーウェアと大きく異なることは、ぜひ覚えておきたい。

フリーウェアは無償配布されるソフトウェアだが、 ソースコードを見ることはできない。 フリーウェアの創案者のほうがソフトウェアの知的財産権について若干厳しく、 ソフトウェアを「現状のまま」の状態で提供している。

これは、ライセンス供与条件がやや緩く、 希望すればユーザーがソフトウェア製品を変更できるオープンソースとは対照的だ。 フリーウェアは「期間限定の制限付き」で配布される。 つまり、特定の期間に限っては無償で利用できる。 この期間が過ぎると、ソフトウェアは機能しなくなってしまう。 ユーザーが製品を引き続き利用したい場合は、 この制限を解除するためにライセンス料を支払わなくてはならない。

オープンソースソフトウェアのほうは、ソースコードをユーザーに公開している。 こちらは、特定のプロジェクトが運営する Web サイトからダウンロードし、 ライセンス要件を満たす限りは思い通りに利用もしくは変更できる。

0円ソフトウェア



オープンソースソフトウェアは無償で配布される。 ソースコードに対価は求められず、ライセンス料も不要だ。

各種ライセンスモデル



オープンソースソフトウェアは、すべてのソフトウェアと同様に、 利用方法に何らかの制限を加えるライセンス条件下で配布される。

しかし、オープンソースライセンスのほうが、 営利目的のソフトウェアライセンスより利用方法の制限が緩い。 典型的なものとしては、ソースコードに加えた変更をメインのソースベースに提供し、 その変更を加えた組織の顧客にソースに加えた変更を配布する、 などのライセンス条件がある。

なお、具体的な条件は所定のソフトウェアに付随するオープンソースライセンスのタイプに依存する。 オープンソースライセンスは、ソフトウェアの利用に関する制限を最小限にとどめ、 広範囲での利用促進を想定して記載することが重要だ。 承認されているオープンソースライセンスの一覧は http://www.opensource.org/licenses を参照。

オープンソースソフトウェアの開発者



オープンソースの開発者の経歴は多種多様だ。 彼らは、オープンソースプロジェクトの作業に自分の時間を提供するボランティアだ。 オープンソースソフトウェアがボランティアたちによって開発されているという事実は、オープンソース製品チームの構成と作業の内容に影響を与えることになる。 個人は、ソフトウェアに関心があって参加してくるため、 オープンソースの管理の手法も商用ソフトウェアベンダーとは大きく異なる。

オープンソース開発チームは分散形式で作業を進め、上下関係はほとんどない。 通常は、プロジェクトを起ち上げた個人がプロジェクトリーダーになる。 プロジェクトリーダーは、全体の総意によって管理を行い、 アプローチ例を示してリードする。 プロジェクトリーダーは、次に出すリリースに組み込む機能について共通の理解を深め、新しい開発者にプロジェクトへの参加を促し、 開発者がプロジェクトの担当箇所を決めるのを手伝い、 チームメンバー間で発生する衝突も解決する。

コミュニティの理念



ユーザーのフィードバックを得るために頻繁にリリースを行うという手法は、 オープンソースの世界で最も重要な面のひとつであるコミュニティを浮き彫りにしている。

オープンソースコミュニティとは、(自称)貢献者と、 コミュニティのなかで興味分野に応じて組織された参加ユーザーによるグループを指している。

参加に必要とされる正式な条件はなく、正式な決まり事もない。 しかし、(形式的な)手続きがないことは、 参加や行動に基準がないことを意味するわけではない。 非常に強力な不文律がコミュニティ全体のやりとりを決定している。 コミュニティメンバーは、 礼儀正しくやりとりし、 特定の手順の適性について筋の通った議論を展開し、 コミュニティを利用するだけでなく貢献することが何よりも求められている。

開発手法



オープンソースプロジェクトには、 早めにリリースを行ってユーザーコミュニティに利用してもらい、 ソフトウェアに修正が加われば素早くアップデートをリリースする、 という傾向がある。

この手法は、「頻繁な早期リリース」と呼ばれている。 オープンソースコミュニティは、専門家による評価や、 そのソフトウェアを利用(誤用)し、ソースコードを見たり、バグを報告したり、 修正を用意してくれる大きなユーザーベースが存在するため、 この手法が品質の高いソフトウェアにつながると考えている。 多数の人にコードを調査してもらい、 これらの評価を通じてコーディング基準の順守状況を確認し、虚弱であったり、 柔軟性に欠けるコードを改善できる副次的な利点がある。

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目次

1 はじめに
2 オープンソース対フリーウェア
3 オープンソースの長所とリスク
4 文化変容とオープンソース戦略
5 まとめ


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