![]() ![]() ![]() ![]() オープンソースコマースの光と影:パート1の2この記事のURLhttp://japan.internet.com/linuxtutorial/20051111/2.html
著者:John Terpstra
海外internet.com発の記事
全貌:OSS の成功を決める要因
OSS ベースのビジネスの展開、成長、収益性、 そして商用デベロッパーによる投資のポテンシャルは、 今後の成果に依存する。 ビジネススクール卒業生なら、 新しいベンチャー事業の失敗がいかに多いかという話題で、 いつまでも話し続けられる。 また統計的にも、 新しいベンチャー事業は54社中1社しか成功しないというが、 それが無能を隠すためのカモフラージュになる場合も多い。 彼らは、ビジネススクールの究極の目的が失敗のリスクを削減し、 それによって、 投資を成功に導く確度を引き上げるための教育であることを認識する必要がある。 1998年から2000年にかけて、 多くの OSS 事業が資金調達に成功した。 だが、現在残っているのは初期のころの残骸でしかない。 この激しい時代の最前線にいた企業の名前を挙げると、 Red Hat、SuSE、Caldera、TurboLinux、Mandrake、VA Linux、LinuxCare、Olliance、 Lutris Technologies、BEA、Silverstream、Ximian など、 枚挙にいとまがない。 これらは、いずれもが大きな変化を経験してきた。 実際のところ、今日成功を収めて頭角を現しているところは、 そのごく一部に過ぎないのだ。 Red Hat と BEA は力があり、今も当時の社名のまま営業を続けている。 Caldera は Linux 事業から撤退して社名を The SCO Group に変更し、 UNIX の販売を再開している。 OSS 支持者の多くは、 The SCO Group が Linux と OSS に極めて敵対的だと考えている。 ほかの OSS 企業は、他社に買収もしくは吸収されている。 利益を出せる安定した企業になれなかった会社がこれだけ多いのはなぜだろうか? これらが製造する製品の市場がなかったのかもしれない。 ターゲットにした市場あるいはセグメントが間違っていたのかもしれない。 もしかしたら自分を見失っていたのかもしれない。 これらの企業は市場参入が早すぎたのかもしれない。 あるいは、成功できる体制が整っていなかったのかもしれない。 直接(変動)費処理後の収益である総拠出額を超えた一般管理費を、 長期にわたって抱える企業は、いずれはその金融資源を消耗してしまう。 企業が成功するためには、市場を素早く引きつける必要がある。 顧客のニーズを見つけ出し、満足させ、 利益を出しながらこれらを維持する法則を、 素早く学ぶ必要があるのだ。 これらのほかに、構想から早急に結果を求める投資家も絡んでくる。 投資家の期待に応えられない場合は、 頻繁な経営方針転換を求める測り知れないプレッシャーがかかってくる。 このような変更は、市場における一時的な条件反射行動を引き起こし、 これが顧客離れや、 会社の商品やサービスの評価もしくは購入に対する消極的姿勢へとつながっていく。 このような反応の遅れは、新しい企業をさらにもろいものにしてしまう。 1998年から2000年にかけてのドットコムバブルから学べる教訓のひとつが、 会社が市場、勢力図、そして顧客が必要とするものやニーズを明確に理解していないと、資金調達後にこれらを思い知らされる可能性が高く、 失敗する可能性がかなり高まってしまう。 投資家は、最初の資金調達直後に急速な拡大や成長を期待するのが一般的だ。 経営者には、そこからすさまじいプレッシャーやストレスがかかってくる。 新しいスタッフを雇用・教育し、微妙で変わりやすい市場の需要を学び、 これまでの対応経験がない顧客の購入に対するニーズを予期し、 製品、商品、そしてサービスを開発し、 これらを販売チャネル(新たな経路開拓が必要な場合も多い)経由で提供することを学ぶためだ。 成功の法則は長期にわたり不変である。
成功するためのこれら4つの法則は、言うはやすし行うが難しだ。 これが簡単なら失敗事例もここまで多くなかっただろう。 本稿では、Linux ビジネスの失敗につながった重要なポイントについて考察する。 潜在的な市場開発につなげるチャンスを秘めた重要な分野を考察することは、 理にかなっている。 明確なものとそうではないものの両方の要因を明らかにするが、 理想的には、 これが適切に構造化された新規参入企業の成功への鍵を握ることになるかもしれない。
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