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2005年11月18日 13:00 |
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オープンソースコマースの光と影:パート2の4
著者: John Terpstra オリジナル版を読む プリンター用 記事を転送
▼2005年11月18日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
大手との対決
Linux ベンダー各社は早期市場参入の必要に迫られ、
OEM ハードウェアベンダー各社に頼ることで市場に参入する道を選んだ。
これが、エンタープライズ市場をターゲットにする判断へと自動的に結びつき、
Linux は、
未知の市場で従来の UNIX 製品と対決することを余儀なくされることとなった。
たとえば、
IBM や HP は、
自社の UNIX ビジネスを、
収益の少ない Linux ビジネスソリューションで置き換えるのではなく、
Sun Microsystems が握る UNIX のビジネスを獲得したいはずだ。
後から考えると、
主要ハードウェアベンダー各社にその準備があったことも理解できるし、
これは、いわゆる「小口でマージンの低い顧客」によって構成される UNIX ビジネスで成功するための戦略だった。
ここで、Compaq、HP、そして IBM が Linux ビジネス構想を選択する際に、
既存の事業部を守るべく採用した Linux マーケティング戦略についてよく考えてみよう。
Compaq のハイエンド UNIX プラットフォームは、
Digital Equipment Coproration 買収時に獲得した、
Alpha CPU ベースの Tru64 OS だった。
Compaq が販売していた Intel CPU ベースの UNIX ソリューションは、
SCO UNIX 製品(SCO OpenServer および SCO UNIXWare)がベースだった。
Tru64と Alpha CPU は製品末期にあるアーキテクチャで、
Compaq はこれに代わる製品を必要としていた。
そこに、Intel 版 Linux が良いタイミングで登場してきたのだ。
Intel ベースの Linux 製品支持を打ち出せば、
Compaq の主力パートナーである Microsoft に競合各社が近づけなくなる。
Intel CPU の市場拡大にも役立つため、
この判断には Intel も喜んだ。
これは明らかに単純なビジネス判断だった。
だが、Compaq は競争力を維持できなくなり、
結果的には2002年に HP によって買収されてしまった。
HP は HP/UX ベースの UNIX ビジネスプラットフォームを提供している。
このビジネスを Linux ソリューション製品で奪うようなことは同社にはできない。
しかし、HP の収益の大部分は、
Microsoft のビジネスソリューションが関係する Intel/AMD ベースのプラットフォームの売上によるものだ。
Red Hat や Novell を支援し、
Microsoft のソリューションと直接競合する Linux ベースのビジネスプラットフォームを販売して同社を怒らせるのは、
HP にとって得策でない。
ビジネスはあくまでもビジネスであり、利他主義になるのではなく、
利益を追求することで収入を得るものだ。
この点に関し、市場における HP の行動は理解できる。
しかも、同社は株主たちを食い止めておかなくてはならない。
この問題は HP が今も抱える課題だが、
IDC のレポートによると、同社はうまく対応しているようだ。
その一方、
HP の株主が同社にマーケットシェアの拡大と利益の拡大を期待していることも、
予想がつく。
同社はどうすれば対応できるのだろうか?
当面、HP が Linux ベースのビジネスでこの問題に対応する可能性は、
どの程度あるのだろうか? 筆者が思うにはさほど高くない。
IBM は、6年前から Linux に巨額の投資を行っている。
Web ベースの Linux サービスに重点を置いて取り組んでいるが、
これは Web サーバー市場が爆発的な成長を見せていることを考えれば、
当然のことだと言える。
IBM は、
エンタープライズ市場に IBM のハードウェアと専門サービスの営業担当を投入し、
エンタープライズ分野のローエンドの顧客を巡って、
Sun や HP の製品と競合する Linux システム市場を作り出したことについて、
説得力のある主張を展開している。
IBM は、Linux に関しては一匹狼を通してきた。
彼らはすべての Linux ベンダーをサポートし、
法人客に Linux ベースのソリューション購入を推奨し続けている。
適切な Linux ベースのソリューションが現在全くないため、
当然ながら、
IBM はLinux ベースのソリューションを SMB 市場向けとしては位置づけていない。
名前を挙げた3社の企業も、
それぞれの Linux ビジネス構想が利益を上げており、
それぞれ成功しているという点には同意するはずだ。
ただ、もっと大きな成功を収めることはできなかったのだろうか?
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まとめ »
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