オープンソースコマースの光と影:パート3の4SMB/消費者市場
一般的に、 SMB の顧客には正社員の IT スタッフを確保する余裕がない。 彼らは独立系のコンサルタントや請負業者らに大きく依存している。 おそらく、この市場の3分の1は、 問題が発生すると連絡を取る、 お気に入りのベンダー(コンサルタントあるいは請負業者)を持っている。 IT 関連の事前対策計画はほとんどなく、 システムは必要があれば追加され、 アップグレードは大半が危機管理の一環で行われる。 SMB 市場をサポートするコンサルタントの話によると、 重要度の低いサーバーの大半は、 大規模なアップグレードを行うことなく5〜8年間運用されるという。 新しいハードウェアは、最も重要な処理を担う目的で購入し、 このとき置き換えられたハードウェアは、 要求度の低い処理用にリサイクルされる。 大半のサーバーは特定の処理を約18か月間任された後、 別の処理用にリサイクルされる。 コンサルタントは一般的に、 ハードウェア構成の指定や、 ハードウェアベンダーや再販業者から製品を購入する部分で SMB の顧客を支援する。 彼らがサーバーを販売するのは、やむをえない場合に限られる。 SMB/SME に商品を販売する VAR は、 依然としてホワイトボックスを強く支持している。 コンポーネントを1つ1つ選び、 顧客の要求に適したマシンを組み上げられるのがホワイトボックスの利点だ。 VAR 各社がホワイトボックスの Linux サーバーを指定し始めれば、 Linux ドライバのサポート問題は解消するだろう。 そしてまもなく、 小売店も Linux サポート製品の再販やサポートに積極的に取り組むようになるだろう。ホワイトボックスシステムは、 ローエンドハードウェアシステムの再販業者らが組み立てて販売しているが、 彼らは大量にシステムを製造している。 サンフランシスコのベイエリアにオフィスのある社員3人の小規模ホワイトボックス再販業者では、 1日あたり20〜25台のマシンを出荷している。 インタビューを行った VAR やコンサルタントは、 低価格製品を販売していることを理由に、 自社の顧客をこのようなベンダーに紹介しているという。 SMB の顧客は、 最初の要望/依頼があってから30〜60日の間に購入する可能性が最も高く、 そのソリューションを、 注文の確認から14日以内に完全に導入してもらおうと考える場合が多い。 SMB の顧客は経験的に好印象を持つ VAR に愛着を持つ傾向があり、 悪い印象を持ったところには全く愛着を見せず、支払いを引き延ばす傾向もある。 ある VAR は、51社の同じ SMB クライアントと15年以上も取引しており、 新しい問題(顧客)は抱え込みたくないという。 顧客を失うような悪い経験をした SMB 顧客は、 たとえ仕事がうまくいったとしても、VAR に対して愚痴をこぼしたり、 不満を漏らす傾向がある。 これらの顧客は最もコスト意識が高く、 もっと低価格のソリューションがないか聞いてくることが多い。 大半は、IT ソリューションの内容は気にせず、 ただ機能すればよいという考えだ。 インタビューに答えてくれたなかで、 Microsoft Windows をインストールするより大きな利益を得ようと、 FreeBSD や Linux システムをインストールしている VAR は2社あった。 そのほかの VAR は、Linux を学習する時間がないとし、 どこも Microsoft のソフトウェアをインストールしている。 VAR は、 ソフトウェアの機能を紹介するベンダーのデモを見てから、 ソリューションを販売するケースがほとんどだ。 一方で消費者は、小売店、オンラインストア、あるいは電話で、 Dell、Gateway、および HP などのベンダーから IT 関連製品を購入する。 ほとんどの場合、彼らがサポート受けるのは、 CompUSA、Best Buy、Circuit City、 Frys Electronics などの小売店のスタッフからだけとなる。 次へ まとめ »
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