SUSE から Ubuntu 6.10 にトライ――1短時間で終了する気楽なインストール
洞窟にでも隠れていない限り、市販版「Ubuntu 6.10」が10月26日にリリースされたことはご存じだろう。素晴らしいパッケージだという話は聞いているが、自分ではあまり時間をかけて試していない。筆者と SUSE Linux は付き合いが長く、うまく使えるものであれば普通はそれを使い続ける。読者の多くも、おそらくは同じようなところだと思う。 それにもかかわらず、好奇心に負けた筆者は、SUSE ユーザーの観点から Ubuntu を評価するのもいいかもと考えた。 スロットル全開の筆者(暴走気味のためこのような言葉になった)は、HP Athlon 64 ノート PC 用に64ビット版 ISO パッケージを早速ダウンロードした。あとは当たって砕けろだ。 「K3B」と「SUSE Linux 10.0」では、ISO イメージをダウンロードして DVD に焼くのは朝飯前の作業だった。ただ、ダウンロードサーバーはピンからキリまであるため、一番速いものを見つけたい。筆者は 400-500 KB/秒が出る回線を見つけたので、690MB の ISO イメージも数分でハードディスクに入った。 また、必ず「Tools」メニューにある「Burn DVD ISO Image」ボタンを使うことだ。新しい DVD からの起動はカテゴリー5ケーブルを接続し、これが動作している状態で行うと作業が非常に楽だ。 Ubuntu は Live CD モードでインストールできる。マシンがブートし、最後にデスクトップが表示される。ここで、Live モードで作業を行うか、デスクトップの左上にある「Install」アイコンをクリックする。インストーラは、使用言語、時間帯、ユーザー名、パスワードなどを聞いてくる。すべての質問に答え、ディスク全体のパーティションを切り直すオプションを選択する。対照的に、SUSE Linux のインストレーション(9および10.0 シリーズ)では、各種インストールオプションが用意されているものの、ライブモードは用意されていない。 Ubuntu のインストレーションが無事終了したら、DVD を取り出してハードディスクから再起動する。 一点だけ筆者が気がついた違いは、Ubuntu がインストレーションユーザー(筆者の場合は「rreilly」)と root で同じパスワードを使うことだ。SUSE では、インストール中に通常のユーザーと root のパスワードを入力しなくてはならない。root のパスワードは「System」 -> 「Administration」 -> 「User and Groups」で変更する。 もう一点 SUSE の手法と明確に違うのは、KDE の代わりに GNOME デスクトップを使う点だ。タスクバーのラベルが若干異なり、デスクトップの一番上に配置されている。オプションがここまで多い必要はあるのだろうか? KDE が使えない苦痛を和らげるため、筆者は GNOME ツールバーを画面の一番下に移動させた。 誤解しないでいただきたいが、GNOME は KDE 同様に堅牢なデスクトップマネージャだ。いずれも安定しており、信頼性も高い。操作だって同じだ。GNOME の方が早く起動するように見えるが、筆者の KDE の設定では、OpenOffice.org、Firefox、そして複数のターミナルが自動的に起動される。また、どうしてもというのであれば、Ubuntu の上から KDE をインストールすることもできる(本稿後半にある「Synaptic Package Manage」の説明を参照のこと)。 筆者は、ネットワーク上で通信を行う前に、「System」 -> 「Administration」 -> 「Networking」で自分の Earthlink DNS サーバーのアドレスを有線(eth0)ネットワークの DNS フォームに入力した。奇妙なことに、再起動したところ、DNS のデータが筆者のルータのアドレス(192.168.2.2)に戻ってしまった。いずれにしても、すべてと接続することはできた。 次へ 仕様と基本チューニング »
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