LinuxTutorial 2006年11月24日 09:00

SUSE から Ubuntu 6.10 にトライ――2

著者: Rob Reilly  オリジナル版を読む
2006年11月24日 09:00 付の記事
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仕様と基本チューニング

Ubuntu は筆者のイーサネットチップ、CD/DVD ドライブ、1,280x800 ワイド画面液晶ディスプレイ、一般的なホイール付きマウス、マウスパッドを認識した。ノート PC の「WWW」ボタンを押して「Firefox 2.0」 が画面に表示されるのを見た筆者がどれほど驚いたか想像していただければと思う。筆者にとっては、ボリュームコントロールとミュートボタンが機能したのもうれしかった。SUSE ではいずれも最初は動かなかったからだ。

Ubuntu は最新ソフトウェアをそろえている。Firefox 2.0 はあるし、「OpenOffice.org 2.0.4」もある。ラスターグラフィックスパッケージが必要なら、Gimp バージョン2.2.13 の存在がうれしいだろう。これらがすべて、面倒な作業の必要もなく機能する。

GNOME では、動作していたアプリケーションがデスクトップ再起動後に記憶されていないようだった。筆者は OpenOffice.org と Firefox を手動で再起動する必要があった。だが、プログラムを自動的に再起動させる方法は確かに存在する。たいていの場合、SUSE は前回のセッション通りにデスクトップウィンドウをすべて開いてくれる。

Samba」シェア(Windows ファイルサーバーでもよいが)への接続もうまくいった。「Places」 -> 「Connect To Server」に行き、そこで必要事項を入力する。「Windows」(つまり Samba)シェアを選択する。筆者は、サーバーの IP アドレス、共有名(Samba サーバー上の /etc/samba/smb.conf ファイル名での定義通り)、ユーザー名、およびドメイン名を入力した。接続が確立されると、ユーザーにパスワード入力が求められ、その後接続が確立される。この接続はデスクトップの再起動やリブート後も引き続き有効になる。

どの Linux インストレーションでも予想できることだが、Broadcom の WiFi チップは機能しない。これだけは仕方ない。いつかはベンダー各社が Linux 用ドライバのメリットを認識することだろう。Ubuntu は、同ワイヤレスチップ用ドライバをインストールしようとしたが失敗したようだ。筆者は ndiswrapper バイナリのインストールを試みたが、エラーが出て作業はあまり進まなかった。筆者の想像では、このバイナリはインストールされたカーネルと互換性がないのだと思う。ノート PC を移動させて作業する場合はまったく役に立たないが、有線イーサネット回線はうまく機能した。

筆者は SUSE が搭載する YAST パッケージマネージャのファンだが、Ubuntu の Synaptic プログラムも使いやすかった。典型的な「Debian」 の「apt-get」スタイルでは、Synaptic にインストールしたいパッケージを選択すると、サーバーから最新版が取得され、これらがインストールされる。依存のチェックと解決が行われ、プロセス全体が素早く透過的になっている。YAST は簡単だが、RPM ベースであるため、依存の問題やコンフリクトは時々発生する。筆者は「Repositories」画面に行き、「Community Maintained(universe)」と「Software Restricted By Copyright(multiverse)」の各ボックスにチェックを入れてソフトウェアをすべて選択する必要があった。

もうひとつダメだったのが、筆者の持っている「nVidia GeForce4 440」ビデオコントローラの 3D アクセラレーションだ。ただし、この問題は現行バージョンの「nvidia-glx」をインストールし、「/etc/X11/xorg.conf」のなかの「Driver="nv" 」を「driver="nvidia"」に変更することですぐに解決した。再起動するとビデオカードが 3D モードで動作したので、「Tuxracer」をインストールしてテストしてみた。筆者自身も、筆者の子ども達も、かっこいいペンギン君を氷で覆われた山すれすれに飛ばしたり、その口いっぱいにエサのニシンをくわえさせて楽しんでいる。この処理は、SUSE の YAST や SaX2 では大幅にぎこちなくなる。

デフォルトで読み込まれないプログラムには、ほかに「XMMS」、「inkscape」、あるいは「Bluefish」などがある。筆者はこれらすべてを日常的に利用しているが、Synaptic 経由でこれらを読み込むのは非常に楽だ。

このほかでは、デスクトップのどこかにターミナル画面があればよかったとは思う。経験豊富なユーザーはコマンドラインの使用に慣れているが、これをデスクトップに持ってくるにはメニューツリーをたどってドラッグしてこなくてはならない。

また、Andrew Hudson と Paul Hudson の共著による Sams Publishing の『Ubuntu Unleased』を購入するのもお勧めだ。同書はバージョン6.06 LTS をカバーしている。筆者は本稿を書くにあたり、インストレーションやコンフィギュレーションに関する疑問への回答が同書からすぐに見つかったため、かなりの時間を節約することができた。

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目次

1 短時間で終了する気楽なインストール
2 仕様と基本チューニング
3 まとめ




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