デスクトップでシミュレーションを実現する GL Studio――3プラットフォームと仕様
GL Studio には、Microsoft Windows、Linux、そして Java 環境の各バージョンが用意されている。DiSTI は先ごろ、FC5 と SUSE 10.0への移植も完了している。これらは、64ビット版がまもなくリリースされる。 当然ながら、フルスピードでスムーズに動作させるためには、表示側のマシンにハードウェアアクセラレーションを行う OpenGL が必要になる。nVidia のグラフィックスカードは Linux で良好にサポートされている。 ソフトウェアアクセラレーションの利用も可能ではあるが、パフォーマンスは見劣りしてしまう。リフレッシュレートや画質は、そのシーンのオブジェクト数と動作に依存する。 マシン全体のシミュレーションの演出も複雑にすることができる。たとえば、DiSTI には、25台のモニタと10台の PC を使う E6-B(「Prowler」航空指揮統制機)シミュレータもある。 インターフェイス(オブジェクトモデル)と動作のプログラミングには GNU Linux の C++ が利用されている。Windows ユーザーなら同プラットフォームで Visual C++ が使える。Java は JRE 1.4.x シリーズ以降のランタイムに対応し、Web アプリケーションで利用されている。3D オブジェクトは Java Beans と Java Swing にも対応する。DiSTI は、安全性が重要なシステムでの利用に組み込み C++ もサポートしている。 グラフィックスは「Gimp」や「Photoshop」などのアプリケーションで編集する。DiSTI 社内のグラフィックスアーチストは「3D Studio Max」を使っている。 顧客が望めば、すべてのオブジェクトはゼロから作成することもできる。だが、写真や CAD モデルをベースにしてオブジェクトを作成すれば時間はかからない。オブジェクトの稼働パーツは、(計器類の針のように)省略したり、(回転計のように)切り抜いておく。静的オブジェクトがマスクになり、そこに GL Studio を使って稼働パーツをコーディングする。これらのオブジェクトをシミュレーションでまとめると、計器板の中央を中心にして針が回転したり、切り抜かれたウィンドウのなかで数字が回転する。 こうすることで、アニメ化されたオブジェクトの数が最低限に抑えられ、ほかのオブジェクトと組み合わせて使えるよう、頻繁に利用するオブジェクトはデザイナーが在庫を蓄えておけるようになる。 DiSTI では、生成したコードではなく、デザインファイルベースでオブジェクトを管理するよう推奨している。 次へ まとめ »
関連記事 最新トップニュース
|
|