仮想化と Linux の基礎――4Xen ハイパーバイザ
Xen ハイパーバイザーは、仮想化の世界で今や大人気だ。よくご存じでない方のために説明すると、ハイパーバイザー(バーチャルマシンモニタと呼ばれることもある)は、同時稼働するゲスト OS を管理するホストシステムのことを指す。ただ、そのまま単にスーパーバイザーと呼んだのでは面白くないためハイパーバイザーと呼ばれている。 Xen には、ソフトウェアもしくはハードウェアのふたつのサポート方式がある。Xen の擬似仮想化は、修正を加えたゲスト OS を動かしてネイティブに近いパフォーマンスを達成している。Linux、各種 BSD、そして OpenSolaris のようなオープンソース OS は、ゲストとして動作するよう、すでに Xen を移植済みだ。完成度はまちまちだが、既製の Xen ホストとしては NetBSD/xen や OpenSolaris など、複数の Linux ディストリビューションがある。 むろんすでにお気付きだろうが、UNIX 以外の特定の主要 OS は擬似仮想化にまだ対応していない。Xen の開発チームは Microsoft Windows をアカデミックライセンスで移植したが、ライセンス条件からこれはリリースすることができない。しかし、この問題は適切な Intel もしくは AMD の CPU と Xen 3.0 があれば関係ない。Intel の「Vanderpool」や AMD の「Pacifica」などの CPU 命令セットは、修正を加えていないゲスト OS の共存を可能にする。かなり巧妙だ。 ただ、ホスト OS に危害が加えられたり、マシンが盗難に遭ったらどうしようもない。どんなに素晴らしく新しい仮想化技術でもなすすべがない。 仮想化システムは、そのインプリメンテーションによって管理のしやすさが変わってくる。一部の仮想化アプリケーションは、素早く簡単に導入できるし、OS やアプリケーションを自由に移動できる。これが素早い障害復旧、保守時の短いダウンタイム、スケーリングの容易さにつながる。次回は、各種 Linux 用仮想化アプリケーションの良い点と悪い点について述べる。 参考 ・「AMD’s Pacifica revealed in full」(AMD の Pacifica を詳説)は5回にわたって Charlie Demerjian が連載した、x86 用新仮想化技術の素晴らしい入門書。 ・Intel の Vanderpool サイト ・ウィキペディアの Hypervisor ページには、IBM のメインフレームから既存のものまでの進化に関する概要がある。 ・OpenSolaris Community:Xen ・NetBSD/xen についてのページ FreeBSD と Open Hypervisors についてのページ « 戻る 何をそれほど騒ぐのか?
関連記事 最新トップニュース
|
なぜ勝った? 世界No.1シェアをつかんだ“Windows”(9月5日 11:00)
ソフトバンクモバイル、8月の純増数は約16万件――携帯電話契約数に関する速報(9月5日 14:40)
【今週の Web ミミズク】Google と Apple でにぎわうニュースサイト(9月5日 16:50)
1アール単位でお米を購入できる「農力村」がオープン(9月3日 18:10)
TCA、8月度の携帯契約数を発表――ソフトバンクが16か月連続純増 No.1 に(9月5日 18:00)
私の周りは“geek out”している人ばかり(9月5日)
|