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2006年12月15日 09:00
仮想化と Linux の基礎――4Xen ハイパーバイザ
Xen ハイパーバイザーは、仮想化の世界で今や大人気だ。よくご存じでない方のために説明すると、ハイパーバイザー(バーチャルマシンモニタと呼ばれることもある)は、同時稼働するゲスト OS を管理するホストシステムのことを指す。ただ、そのまま単にスーパーバイザーと呼んだのでは面白くないためハイパーバイザーと呼ばれている。 Xen には、ソフトウェアもしくはハードウェアのふたつのサポート方式がある。Xen の擬似仮想化は、修正を加えたゲスト OS を動かしてネイティブに近いパフォーマンスを達成している。Linux、各種 BSD、そして OpenSolaris のようなオープンソース OS は、ゲストとして動作するよう、すでに Xen を移植済みだ。完成度はまちまちだが、既製の Xen ホストとしては NetBSD/xen や OpenSolaris など、複数の Linux ディストリビューションがある。 むろんすでにお気付きだろうが、UNIX 以外の特定の主要 OS は擬似仮想化にまだ対応していない。Xen の開発チームは Microsoft Windows をアカデミックライセンスで移植したが、ライセンス条件からこれはリリースすることができない。しかし、この問題は適切な Intel もしくは AMD の CPU と Xen 3.0 があれば関係ない。Intel の「Vanderpool」や AMD の「Pacifica」などの CPU 命令セットは、修正を加えていないゲスト OS の共存を可能にする。かなり巧妙だ。 ただ、ホスト OS に危害が加えられたり、マシンが盗難に遭ったらどうしようもない。どんなに素晴らしく新しい仮想化技術でもなすすべがない。 仮想化システムは、そのインプリメンテーションによって管理のしやすさが変わってくる。一部の仮想化アプリケーションは、素早く簡単に導入できるし、OS やアプリケーションを自由に移動できる。これが素早い障害復旧、保守時の短いダウンタイム、スケーリングの容易さにつながる。次回は、各種 Linux 用仮想化アプリケーションの良い点と悪い点について述べる。 参考 ・「AMD’s Pacifica revealed in full」(AMD の Pacifica を詳説)は5回にわたって Charlie Demerjian が連載した、x86 用新仮想化技術の素晴らしい入門書。 ・Intel の Vanderpool サイト ・ウィキペディアの Hypervisor ページには、IBM のメインフレームから既存のものまでの進化に関する概要がある。 ・OpenSolaris Community:Xen ・NetBSD/xen についてのページ FreeBSD と Open Hypervisors についてのページ « 戻る 何をそれほど騒ぐのか?
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