Linux 関連では、ソフトウェアベンダーだけでなく、Linux に特化したハードウェアベンダーも増えている。たとえば、カリフォルニア州サンフランシスコにある Penguin Computing では、Intel もしくは AMD Opteron プロセッサベースの各種 Linux サーバーを販売している。これらにはソフトウェアがプリインストールされており、互換性のある周辺機器やストレージオプションも用意されている。
Novell、Red Hat、Penguin などにより、Linux は中小企業にとって利用しやすいものとなっている。さらに、ベンダーのコミュニティーもますます Linux を支持するようになってきた。IBM、CA、HP、Dell、さらには Sun などの企業までもが、一連の Linux 製品を発表している。その多くは、中小企業が利用できるローエンドのベーシックなサーバーやアプリケーションをターゲットにしている。その結果、Linux のサポートはかつてないほど楽に受けられるようになった。このようにして、同 OS はますます多くの中小企業に浸透しつつある。
Antonopoulos 氏は、「適切なサポートがあれば、Linux などの各種オープンソースソリューションは素晴らしいコストパフォーマンスを実現する。しかし、高いスキルを持った Linux 管理者は、Windows と比べると不足している」としている。
中小企業がこの問題を回避し、日々の運用を楽にするには、同じ Linux でも有名ブランドに重点を置く必要がある、と Nickolett 氏は指摘する。同氏は、「ほぼどの地域でも Linux の専門サポートは受けることができるので、優れたサポートを受けるためには、知名度の高い製品を使用することが重要だ。Red Hat Linux は人気の高いプラットフォームのひとつであるため、知識が豊富で信頼性の高いサポートを受けやすい」と語っている。
ところが、Penguin Computing のフィールドエンジニアリングディレクター、Philip Pokorny 氏は、Linux の導入を検討している中小企業は、UNIX か Linux を問題なく管理できる IT 管理者をひとり確保しておくべきだ、と主張する。Windows しか使ったことのないシステム管理者のいる企業が Linux にすぐに移行するのは難しい、というのが同氏の意見だ。
Pokorny 氏は、「現時点で準備が不十分な組織では、IT 担当者に対する Linux トレーニングの実施にまずは投資すべきだ。Novell にも Red Hat にも、管理者に予備知識を提供するための素晴らしいトレーニングコースがある」と語っている。