エンタープライズ Linux の現状――2
Red Hat
IT 関係者の多くにとって、Red Hat とエンタープライズ Linux はほぼ同義だ。これは、同社にとって朗報であり、競合各社にとっては厄介な問題だ。今日まで、Red Hat は米国で最も長い運用歴を誇るエンタープライズ Linux 製品となっている。同社の現行のフラグシップである「Enterprise Linux 4」(RHEL 4)は幅広く普及している。2005年初頭に登場した RHEL 4は、同社の売上高を2004年比で58%増の1億9,650万ドルへと急拡大させた。 ハードウェアに縛られる UNIX プラットフォームとは対照的に、Red Hat では、32ビットの x86 から 64ビットの Xeon、Itanium、そして IBM S/390 や POWERz などのプロセッサまで750種類以上のシステムで RHEL を認定することで、その柔軟性をしきりに宣伝している。 同様に、Red Hat はその実績から、Dell や IBM をはじめ、OEM 各社の強力なサポートを得ている。RHEL は、各種システムが「店頭販売」されているほか、即座に使用可能なバンドル製品を OEM ベンダー各社のハードウェアと一緒に購入することもできる。 今後に向けて Red Hat が直面している注目すべきふたつの課題が、世界進出と競争の拡大だ。Red Hat の市場がまだ主に米国であるのに対し、Novell 傘下となったライバルの SUSE は、その原点である欧州を中心に海外において高い知名度を享受している。 さらに、Red Hat の巨大なマーケットシェアはエンタープライズ Linux 分野における競争の少なさが一因だ、とする意見もある。しかし、この分野も徐々に競争が激しくなりつつあり、Red Hat がこの競争力の激しい環境で今後どうなるのかはまだ分からない。 次へ Novell SUSE »
関連記事 最新トップニュース
|
なぜ勝った? 世界No.1シェアをつかんだ“Windows”(9月5日 11:00)
福田首相の「あなたとは違うんですメーカー」を公開(9月4日 14:50)
デル初のミニノート「Inspiron Mini 9」を発表(9月5日 13:40)
『iPhone』アプリ、やはり人気はゲーム(8月27日 14:30)
Apple の栄光にも陰り?(9月1日 11:00)
私の周りは“geek out”している人ばかり(9月5日)
|