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2007年3月30日 13:10

Novell のシンクライアントは SUSE Linux Enterprise Desktop に取って代わるのか

著者Jacqueline Emighオリジナル版を読む海外海外発
Novell は、SUSE Linux シンクライアントを3月19日に発表した。だが関係者が BrainShare で語ったところによると、これで機能で勝るが多少古い感のある「SUSE Enterprise Desktop」(SLED)が市場から消えるわけではないという。

その一方で、公開ベータが先週登場した新しい「Open Enterprise Server(OES)2」は、Linux カーネルに NetWare を搭載するようになる。NetWare は、同社がフェーズアウトの方針を打ち出しているレガシー OS。

一方、Novell の新しい「Teaming + Conferencing」ソフトウェアは、やはり古くからある Novell の「GroupWise」を統合することになる。

Novell の上級副社長兼 CTO、Jeff Jaffe 氏によると、OES 2 は 「SUSE Enterprise Server 上で NetWare を仮想化」したものだという。OES のアップデートではさらに、Windows 管理作業の簡略化を目指して「Domain Services for Windows」が追加される。

対照的に、Teaming + Conferencing は、GroupWise と SiteScape からライセンスした技術の両方の要素を組み合わせたオープンソース製品になっていく、とJaffe 氏は語っている。さらに、SiteScape が Novell との提携により、同社の一部技術を提供して新しいオープンソースプロジェクトをスタートさせる見通しにもなっている。

一方、シニア製品マーケティングマネジャーの Michael Applebaum 氏は、LinuxPlanet との相次ぐインタビューのなかで、Novell の新しいシンデスクトップクライアントには、セキュリティ向上と TCO 削減を実現するシンクライアントを望む組織にとって SLED に代わる製品の意味もある、と明かした。

関係者はまた、レガシーサーバー製品と新製品との関係の具体的な内容にも言及した。Novell の Linux オープンプラットフォームソリューション担当マーケティングディレクター、Justin Steinman 氏は、「NetWare から OES 2 への移植は完了している」と語っている。OES 2 は現在公開ベータテストに入っている。

Applebaum 氏によると、「NetWare 6.5 の販売は継続中」だという。だが同氏は、Novell がすでに NetWare の顧客を SUSE Linux に移行させる意志を明確にしていることも加えた。

Jaffe 氏によると、Teaming + Conferencing は Novell の協調ワークグループ機能の拡張を目指し、GroupWise の「核となる」部品と SiteScape の技術を SUSE Linux 上でまとめることになるという。同製品はリアルタイムカンファレンス機能を搭載するようになる。

Novell はなぜ新しいコラボレーションプラットフォームをオープンソース化するのだろうか。Jaffe 氏によると、「コミュニティーに参加することで(会議やコラボレーションが)次の段階に進めるから」だという。

さらに、Novell はいったいなぜ、出てからまだ間もない SLED に加えて別のエンタープライズデスクトップクライアントを今販売するのだろうか。Applebaum 氏は、「多くの顧客は徹底管理された環境に強い興味を持っている。全員に PC を与えるのではなく、アプリケーションをサーバー上で運用したいのだ」と語っている。

また、オープンソースソフトウェア製品開発担当副社長の Carlos Manero-Luque 氏は、ソフトウェア面だけでなく、デスクトップハードウェアの要件面から見てもシンクライアントの方がコストがかからない、と語る。

Novell は、SUSE デスクトップクライアントの新エディションにより、顧客側の幅広い要望に対応できる柔軟性も実現しようとしている。

そのために、Novell は128 MB 版や256 MB 版を含むさまざまなサイズのシンクライアントを投入していく。

Novell はさらに、クライアントワークステーション上で動作するイメージ作成用の柔軟なツールキットも用意する。Applebaum 氏は LinuxPlanet に対し、「カスタマイズも一緒に取り組んでいく」と語った。
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