ハードウェアもオープン化する――4
SF 的考え:パーソナルデバイスの製造は完全自動化された工場を利用か?
成功するオープンソースプロジェクトは、どのような形式であれ、プロジェクトの当初のビジョンに沿うだけでなく、アイデアを持った開発者が次の優れたコンセプト作りに励める地歩まで提供するエコシステムを提供できなくてはならない。つまり、持続性のあるビジネスモデルだ。また、多くのオープンソースコンセプトが持つロングテールの特性を考えれば、ロングテール市場の長期的価値を通じて製品を成功させるための力になるオープンソースプロジェクト作りに専念することは極めて理にかななう。 Bug Labs がこれを極めたらどうだろうか? もし彼らが営利目的を超えたところまで成長し、必要な技術が近い将来簡単に手に入るようになったらどうだろう? つまり、オープンソースハードウェアの「エコシステム」が誕生したらどうなるだろうか? 次のようなシナリオなどが考えられる。 ・新しいユーザーがハードウェアエコシステムのプロトタイプ構築サイトにログインする。 ・コンピュータが必要なデータを自動化された工場に渡して組み立てができるよう、独自テンプレートを使って図面をアップロードする。 ・アップロード処理中は、所定の試作機に必要な材料費がユーザーのクレジットカードや口座から引き落とされ、製造プロセスは素早く処理される。 ・試作機のオンデマンド製造が完了したら、同製品のベータテストがエンドユーザーに委ねられる。これは、オンデマンド工場がそのような支援作業を想定していないためだ。 ・アップロードされた図面は RSS ニュースフィード経由で全員に配信され、閲覧や論評が可能になる。 言うまでもなく、これらはすべてありそうもない話に感じられるし、提起されている輸送などの問題も非常に大きい。しかし、考えてみていただきたい。World Wide Web と筆者が呼ぶエコシステムについても同じことが言えるのではないだろうか。 どうすれば、コミュニケーション用に設計されたものが電子商取引や仮想ソフトウェアアプリケーションのための場所、そして未発見の新しいアイデアを広めるための広報手段にまでなるのだろうか? そう、Web はユーザーにコラボレーションのための手段を提供する。そして、自由なコラボレーションがあれば、ほとんど何でも可能になる。Bug Labs やオープンソースハードウェア運動などの未知の分野にも同様にチャンスはあるのだ。 « 戻る:オープンソースを巡るオープンなアイデア:ハードウェアのハッキング
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