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サブネットをまたいだ Linux のプリンタ共有――1
設定で問題の残るプリンタを思い通りにする
最近は、ルータ/ファイアウォール/ワイヤレスアクセスポイントを組み合わせたものが急増したおかげで、規模の小さいホームネットワークでさえも複数のサブネットに分割されている。またもちろん、大規模ネットワークもネットワーク資源のアクセスコントロールや運用の簡略化を目指し、物理的もしくは VLAN でサブネットに分割されている。 サブネットをまたいだプリンタの共有は、チェックボックスをクリックするだけで完了とまでには簡略化されておらず、多くの人々はそれが可能であることすら知らない。Linux ではこれがかなり容易にできるが、その方法を学ぶためにはいろいろといじる必要がある。今回は、筆者がいじってみて分かったことをお教えしたい。 Linux でのプリントは Linux の典型的パラドックスを抱えている。CUPS(Common UNIX Printing System)が非常に複雑で、クローズドソースのライバルたちが真っ青になる先進機能がぎっしり詰まっているのだ。しかし、成熟したアプリケーションであり、Linux の事実上すべてのディストリビューションの標準プリントサブシステムであるにもかかわらず、そのコンフィギュレーションにはネットワーク経由の共有プリンタを中心に今も苦労させられる。 一部の Linux ディストリビューションは、こと共有プリンタに関しては確実に混乱が見られる。たとえば、Fedora と Ubuntu の2つはデフォルトで Avahi を有効にするが、共有プリントについてはすべて無効にする。Avahi 対応のデバイスやサービスはまだ1つも見たことがないが、大半の方はネットワークプリンタを使えるようになりたいはずだ。 この問題の一部はインターフェイスに原因がある。KDEPrint は優秀で、Gnome プリンタ インターフェイスも悪くない。CUPSWeb インターフェイス(http://localhost:631)は、これらのいずれよりも完成度が高いが、悩みの種もある。入力ミスしたパスワードをキャッシングして新しいものは受け付けなかったり、任意の間隔でかなりのんびりと再認証を求めるなど、そのなかのいくつかは WebGUI 固有のものだ。 これらは CUPS デーモンを再起動するときに頻繁にエラーを表示するし、3つともすべて、実際に命令することと /etc/cups/cupsd.conf のなかでずれが生じる。たとえば、筆者は本稿を準備するときに CUPSWeb インターフェイスの「Edit Configuration File」機能を使った。これは命令通りのことをしなかっただけでなく、既存の「cupsd.conf」とデフォルトのそれを入れ替えてしまった。Ernest Tubb の歌ではないが、ありがとうを連呼したくなる。 幸いにも、CUPS は古いバージョンを自動的にアーカイブしてくれるので、リストアは簡単だった(しかし、本来ならこれは不要なはずだ)。 次へ:テキストファイルを丸裸にする »
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