パート1ではシンプルな匿名の Samba ファイル/プリンタサーバーの設定を行った。今回は、これをサブネットをまたいで共有していく。このサーバーは Windows クライアントも Linux クライアントも利用できるようになる。以下のエレガントな ASCII ネットワーク図が示すように、ここのサンプルネットワークは3つのセグメントに分かれている。
説明を単純にするため、これらを lan1、lan2、および lan3 とする。今回の Samba サーバーは lan1 にあり、アドレスは 192.168.1.10 となっている。lan2 と lan3 には Windows と Linux クライアントが混在している。この例ではドメインコントローラはなく、ピアネットワークだけとなっている。Windows タイプのドメインについては後ほど解説する。
Windows クライアントがこの Samba サーバーを使えるようにするには、以下の 3つが必要になる。
・すべて同じワークグループにある必要がある(パート1ではグループ1)
・すべて TCP 上で NetBIOS をサポートする設定が必要
・ WINS サーバーのアドレスが必要
DHCP で WINS アドレスを配布すれば作業が1つ減る。Windows 2000、XP、および Vista は、デフォルトで NetBIOS-over-TCP が有効になっているはずだが、確認するにこしたことはない。これを無効にすることもできるし、古くて安全性の低い Windows 9x/ME クライアントのない Active Directory ドメインでは、これが無効になっている場合が多い。