OpenOffice.org のメールマージとラベル――1■メールを自由自在に編集する
「OpenOffice」スイートは、「Star Office」として誕生して以来、大きな発展を遂げてきた。もはや自己完結した一枚岩的なものではなくなり、好きな部品を選べる Linux スタイルの普通に洗練されたモジュール型アプリケーションとなった。しかも、選べる部品は数百種類ある。その主要コンポーネントが「Writer」、「Calc」(スプレッドシート)、「Impress」(スライドショー)、「Base」(データベース)、「Math」(数式エディタ)、そして「Draw」だ。 作成できるドキュメントもヘルプの文章も、数十種類の言語がサポートされている。正式に動作がサポートされるのは Linux、Solaris、Mac OS X、および FreeBSD だ。また、98から Vista までほぼすべての Microsoft Windowses 上でも動作するし、筆者はかなり旧式の Windows 95マシンでも使っていた。 しかし、OpenOffice は常にその実績に見合った評価を得られているわけでもなく、Microsoft Office の完璧な無償版クローンになっていない、として非難される始末だ。 そのファイル変換能力には目を見張るものがあり、互換性を目指すというよりその足を引っ張る傾向のある MS Office のそれを確実に上回るが、これが OpenOffice の目的ではない。OpenOffice は洗練された独自の機能を搭載し、強力なクロスプラットフォームのオフィススイートとして自立している。これでやりたいことができない場合は、望みの機能があるかどうか 拡張機能のページ を調べていただきたい。このページには自分で拡張機能を開発したい方用の情報へのリンクもある。 「メールマージ」は定型文(手紙および電子メール)、ハガキ、住所ラベル、封筒など、多くの異なる相手に送りたい単一のドキュメントをすべてカバーしている。いったん連絡先のデータベースが用意できれば、これを使うことで支払期限の過ぎた顧客催促状の送付、製品発表、クリスマスカード、その他もろもろの送付など、あらゆる種類の作業が自動化できる。 OpenOffice では、差出人の住所ラベル、名刺、招待状など、同一の内容で一部を入れ替えるようなものがかなり簡単に作成できる。そこで、まずこれから説明し、それからメールマージを説明する。 次へ: ラベルとカード »
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