■ 「オフ」は本当は「オフもどき」 コンピュータのパワーマネージメントは3つに分けられる。電力効率の良いデバイスの選択、効率化を目指したシステムのチューニング、動作休止時の消費電力削減を目指したシステムの設定だ。たいていは、サーバー、デスクトップマシン、そしてノート PC とも、それぞれ異なるパワーマネジメントスキーマが必要になる。何か1つですべてに対応できるものはない。
最新電子機器のパワーマネジメントでまず覚えたいのが、コードを抜くまでは本当に電源が切れる機器は1つもないことを理解することだ。筆者自身のPC室では、 部屋の電気を消していてもコンピュータたちで日焼けしてしまうほどだ。ルータ、プリンタ、サージプロテクタ、バックアップ電源、スピーカ、そしてモニタなど、これらはすべて、多数の LED からキラキラ輝く光をご親切に放っている。
最近は、Hewlett-Packard のプリンタにいら立ちを募らせている。筆者の古い「HP6L」には電源スイッチすらないのだ。新しい方の「Laserjet 3050」のスイッチは背面の一番下にあり、柔軟な長い腕がないと届かない。筆者は HP をあざ笑えるよう、同社がグリーン対策宣言を出すのを待ちかまえている。
PC で大量の電力を消費するのがディスプレイ、CPU もしくはグラフィックスカード、ハードディスク、LAN インターフェース、そして電源ロスだ。消費電力が購入時の判断要因になるよう、ハードウェアベンダー各社ではその削減に高い関心を寄せている。
「Kill A Watt」消費電力モニタは、安価で使いやすく、デバイスの消費電力量測定に最適のデバイスだ。電力会社と同じようにキロワット/時単位で消費電力を測定するので、自分のデバイスの運用コストが簡単に計算できる。 「オフ」になっているときでさえも、自分のデバイスの実際の消費電力を知ればたいていはショックを受ける。また、電圧フリッカも取得してくれるため、自分の電源がいかにきれい(汚い)かも分かる。どの電子機器もそうだが、コンピュータも、サージの影響を受けないきれいな電源ほど長持ちするし、パフォーマンスも向上する。
Kill A Watt を使った結果、自分の電源が安定しておらず、信頼性の低いことが分かったら、無停電電源装置のような回線調整デバイスの使用を検討する必要がある。