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2008年5月23日 10:00
Linux でシステム救出の神様になる:パート1――3■障害を起こしたハードディスクの救出
ハードディスクがもう死にそうな場合、最も手っ取り早く、最も信頼性の高いデータ救出方法が、2台目のハードディスクを接続してそこにすべてをコピーする方法だ。きょう体を開いて内蔵ドライブを接続するような面倒がいやなら、ドライブを外付けする選択肢もいくつかある。スタンドアロンの USB/Firewire ドライブを購入することもできるし、1台の SATA/PATA を装着する外付け用のきょう体もある。 電源付きの USB-PATA/SATA アダプタも販売されている。 これらは2.5インチおよび3.5インチの両サイズ、そして SATA および PATA の両タイプのドライブに対応するものもあるため、手元にあるハードディスクがどれでも使え、救出作業に便利だ。外付けドライブにはファイルシステムを搭載しておく必要があり、これは SystemRescueCD から GParted を使って作成する。 予備ドライブの準備ができたら、マウント対象のディレクトリを作成し、マウントを実行し、それからファイルをコピーする。以下の例では、問題を抱えるハードディスクは「/dev/sda」で、外付けドライブは「/dev/sdb」となっている。保存するのは「/etc/」と「/home」だ。 % mkdir /mnt/sickly % mkdir /mnt/rescue % mount /dev/sda1 /mnt/sickly % mount /dev/sdb1 /mnt/rescue % cd /mnt/sickly % cp -r home/ etc/ /mnt/rescue 問題が起こるので「mnt」には何もマウントしないこと。常に新しいマウントポイントを作成する。 Antonio Diaz 氏作で GNU の「ddrescue」は非常に優れたデータ救出ユーティリティだ。同じく優れた救出コマンドである「dd-rescue」や「dd-rhelp」と同じように動作する。ブロックレベルで動作するため、保存するファイルシステムに依存せず、すべてに対応する。 そう、すべてである。 まず最初に問題のないブロックをコピーし、問題のあるブロックに遭遇したらそれはスキップして作業を続ける。死にそうなハードディスクにとっては時間がきわめて重要で、これら3つのなかでは「ddrescue」が最速だ。「ddrescue」を実行する前に、ソースディスクがマウントされていないことを「mount」コマンドを使ってチェックする。 「ddrescue」には多数のコマンドオプションがあるが、以下のコマンドを実行するだけで十分だ。 % ddrescue -r3 /dev/sda1 /dev/sdb1 rescue-logfileこれはコマンドを3回実行し、可能なものすべてを「/dev/sda1」から「/dev/sdb1」にコピーするよう命令している。コピー先のパーティションは、余裕を持って作業をするためにコピー元のパーティションの1.5倍なくてはならない。ログファイルには好きな名前を付けられる。ログファイルを使用する場合はハードディスク容量が余分に必要になるが、中断時やクラッシュ時の保険として考えたい。 次に、自分のファイルシステムに適したバージョンの「fsck」を、オリジナルではなくコピーした方で実行する。さらに保険として、コピーのコピーを先に作成しておく。それから読み込み専用でマウントし、何が保存できるかを見てみる。以下は Ext3の例だ。 % e2fsck -v -f /dev/sdb1 % mkdir /mnt/ddrescued % mount -o ro /dev/sdb1 /mnt/ddrescued また、man ページよりもかなり詳細な info ページが壊れても読めるよう、別のシステムに「ddrescue」をインストールするのも良いだろう(info ページや破たんした man ページは最悪である)。SystemRescueCD には info リーダが付属していない。 次回は、ネットワーク経由での救出方法を解説する。 参考 ・DataRecovery:高度なツールを使って壊れたファイルからデータを復活させる方法を解説した Ubuntu の素晴らしいヘルプページ ・SystemRescueCD « 戻る:究極のパワー救出ツール、SystemRescue CD
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