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Linux 対 Android Linux 対 Windows 7、三つどもえの戦い(1)Linux の死、再び
それほど前のことではないが、筆者は「ネットブック」と呼ばれるノート PC タイプの小型コンピュータでは 「Windows 7」のリリースは Linux の死を意味する、といううわさを耳にした。 当時の PC は Windows 搭載が当然だと見なされており、その親和性はデスクトップ Linux のどのディストリビューションが提供できるものにも勝った。 私から見ると、人々がこのように大まかに一般化するのは、Windows 7 製品の成功に既得権益があるか、Microsoft や Apple が提供するものすべてに勝る健全な OS のエコシステムの存在に全く気付いていないかのいずれかだと思う。 ネットブックでは、Web を閲覧するにも、電子メールをチェックするにも、最新のソーシャルメディアツールを使うにも Windows OS は不要だが、デスクトップ Linux はまだほとんど知られていない状態だ。また今までのところ、発売されるネットブックに Windows 7 がバンドルされると、ネットブック市場はさらに Microsoft の手中に落ちることになりそうだ。 Google から Android 登場 Linux がまだ一般に受け入れられていないため、Microsoft の Windows 7 と直接対決するには、Google の Android OS が最も理にかなうアプローチだとされている。筆者自身が常にデスクトップ Linux を使っているため、ネットブック分野で Ubuntu などのデスクトップディストリビューションが Windows 7に代わるところはぜひ見てみたいと思う。 残念ながら、ネットブック OEM 各社の多くは、このような願望さえ、試みようとしないのが事実だ。しかし全滅ではない。 当初 Android は、iPhone や Windows モバイルと競合する HTC 携帯電話用の OS だと考えられていたが、今や Linux カーネルをネットブック市場へ出す現実的選択肢だと考えられている。しかし、これは Google のブランドやサポートのおかげで、「新しいトレンドを創出」する形で出ていくことになるだろう。 Android は今のところネットブック市場でどの程度うまくやっているのだろうか? 悲しいことに、最初に市販された Android ネットブックの1つである「Skytone Alpha 680」タブレット/ネットブックに対する声は、評価よりも批判のほうが多い。 最大の批判は、2つ以上のアプリケーションを一画面で実行できない点だ。別のアプリケーションを利用するには既存のアプリケーションを最小化する必要がある。 Android を検討した筆者は、各所で感じられた問題をいくつか解決するのに、デスクトップ Linux を思い出していることに気付いた。 もしかすると、「Ubuntu Netbook Remix」(UNR)なら「2つのプログラムを同時に実行する」問題を解決してくれるかもしれない。マーケティングの課題はさておき、これはうまいソリューションかもしれない。 しかし、筆者自身が行ったテストによると、Android と同じように UNR でも、単純に2つのアプリケーションを重ねて表示させる機能には欠けている。UNR で不可能だというのではなく、正しいエリアを右クリックし、実行中の両方のアプリケーションを一度に表示できるよう、アプリのリサイズが必要である点を理解しなければならない、ということだ。 ここで筆者は、なぜだれもが、最も制限の多いデスクトップを、これほど急いで使えるようにしたいのか、不思議に思えてきた。ネットブックメーカー各社は、ネットブックユーザーはあまりに頭が鈍いので、GNOME や KDE のデフォルト設定もできないと思っているのだろうか? XP のときは難しい部分がすべてそのまま提供されたというのに。なぜだろう? Android であろうと UNR であろうと、これらのオプションはいずれも使うのが恐ろしい。筆者がインストールした UNR で考えると、UNR のメニューから初期設定や管理項目が落ちてしまった理由がいまだに分からない。 さらに、ネットワークマネジャーのアイコンや時計がないなど、ほかにもさまざまな問題がある。筆者のインストレールにバグがあるのかもしれないが、それでもかなり失望している。 気軽に使いたいユーザーの選択肢をこのレベルに制限することは侮辱に近い。これにショックを受ける人もいるかもしれないが、「Applications」「Places」そして「System」のプルダウンメニューのような複雑な考え方は、理的思考を持つ大人の大半が容易に理解できるようなものだ。 認知されている「ネットブック用 Linux の不具合」は、言うなればデスクトップ Linux とは無関係だ。これは、デスクトップ Linux と Android がエンドユーザーに対してどのように表示されるかの問題なのだ。まず最初に言わせてもらいたいが、OEM 市場ではどのベンダーも、きちんとした対応ができずにいるのだ。 最大の疑問は、Windows 以外の製品が完全にユニークな使い勝手を実現しようとする一方で、Windows が基本的に同じ使い勝手を維持している理由だ。 次へ:小さいからだめだというわけではない >>
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