行楽シーズンの旅行や秋の運動会など、出かけた先での思い出や子どもの晴れの舞台を写真だけでなく動画で記録したいと思っている人の中には、できるだけ美しく記録を残したいという人も多いはずだ。
ビデオ撮影の面白さは、目の前に広がる景色の変化や被写体の動きを余すことなく記録することができるという点、そしてズームで被写体に寄ったり、被写体を追いかけたりしながら画角の変化を楽しめるという点だ。しかし、このような撮影でどうしても気になる点が、ビデオカメラを持つ手元の動きによって生じてしまう“手ブレ”。良い景色やいい場面も手ブレのせいで楽しめない映像になってしまったりすることも少なくない。
一方、デジタルビデオカメラに搭載される“手ブレ補正技術”は年々進化を遂げており、特に「ズームで撮る」「動きながら撮る」というビデオの撮影シーンに最適化されているのが特長だ。中でも、ソニーが新開発した最新の手ブレ補正技術「空間光学手ブレ補正」は、その高い補正効果と撮影できる動画画質の美しさから高い注目を集めている。その仕組みや補正効果について、「空間光学手ブレ補正」を搭載したソニー“ハンディカム” 「
HDR-CX720V」を使用して紹介しよう。
●「空間光学手ブレ補正」は従来の手ブレ補正技術と何が違うのか
手ブレの補正はまずブレを検出するところから始まる。ジャイロセンサーなどでカメラのわずかな動き(ブレ)を検出し、その情報を元にブレの補正作業を開始。ブレの補正方法には、映像の中心部分を切り出してブレを打ち消す“電子式”や、映像を取り込むレンズやイメージセンサーを動かしてブレを補正する“光学式”などがある。 “ハンディカム”は、タテ・ヨコ方向の「光学式手ブレ補正」に、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」での高度な信号処理による回転方向の手ブレ補正を加えた“3方向手ブレ補正”を実現。タテ・ヨコ・回転方向という3つの動き(ブレ)に対応することで、手ブレ補正の効果を大幅に向上させてきた。
そして、今回紹介する最新技術「空間光学手ブレ補正」は、イメージセンサーを含めた光学ユニット全体を、カメラボディの中で宙に浮いているかのように配置。それにより、ワイドからズームまでフルレンジにわたり、従来モデルと比較(CX700V/CX560V のスタンダードモード時の手ブレ補正角度との比較)して約13倍ブレない安定した映像を実現。とくにズームアップ時での撮影に効果を発揮するのだという。
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| 「空間光学手ブレ補正」(右側)では、カメラがブレても光学軸がブレずに安定している |
● 「空間光学手ブレ補正」が効果を発揮できる3つのシーン
この「空間光学手ブレ補正」が最も高い効果を発揮できるシーンは主に3つある。
ひとつは、撮影者が動きながら被写体を追いかけるとき。つまり“歩き撮り”をするときだ。例えば、遊び回る子どもを追いかけながら撮影するとき、自分自身が動くことで生まれる振動や、手元が動くことでブレが生じてしまうが、「空間光学手ブレ補正」ならしっかりとブレを軽減することができる。従来、動画撮影で“歩き撮り”をすることはタブーとされていたが、「空間光学手ブレ補正」によってそれを可能にしたのだ。
次に、ズーム撮影だ。ズーム撮影の場合は、広角での撮影に比べて手ブレに対してシビアで、手元のわずかな動きが動画に“ブレ”となってしまい、非常に見づらい映像になってしまいがちだ。しかし、「空間光学手ブレ補正」によって、ブレのない安定した映像を残すことが可能になる。運動会など、遠くの子どもの表情までアップで撮影したい場合などには有効だ。
さらに、3つ目が、ズームしながら動く被写体の撮影だ。これまでは、映像がブレてしまい、最悪の場合は被写体から外れてしまうなど、とても見るに堪えられない映像しか撮影できなかったが、この「空間光学手ブレ補正」によってそれも可能になった。
「空間光学手ブレ補正」はビデオカメラの撮影で遭遇することが多いこの3つのシーンに対して、最適な手ブレ補正効果を提供しているのだ。
● 「空間光学手ブレ補正」の効果を検証するでは、この「空間光学手ブレ補正」の効果を、実際の撮影で検証してみよう。被写体に、撮影者の近くから遠くに向かって走ってもらい、それを“ハンディカム”「
HDR-CX720V」でズームしながら追いかけて、その様子を撮影した。走り切った場所は撮影者からは50メートル程離れた所なので、かなりの距離である。映像は、「空間光学手ブレ補正(アクティブモード)」を有効にした状態と、手ブレ補正オフ状態を撮影して、その違いを比べている。
まずは、手ブレ補正オフの状態で撮影。動画を見てみると、ズームしていない状態からすでに小刻みな手ブレが画面にハッキリと出てしまっているのが、よくわかる。そして被写体を追いかけてズームしていくと、手ブレは更にひどくなってしまい、見ていられない程に。動画撮影の際の手元はこれほどブレているのかと実感できる。
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手ブレ補正を「OFF」にして撮影した場合 ※WEB用の解像度で表示しています |
次に、「空間光学手ブレ補正(アクティブモード)」を有効にした状態で撮影。すると、静止した状態で見られた小刻みな手ブレはほとんど消え、そしてビデオカメラを被写体に合わせて移動(パン)した場合やズームして被写体に寄った場合などでも手ブレはほとんど見られなかった。ボタン操作などでカメラが大きくブレた場合でもそれが映像に残ることはなく、広角からズームまで、ブレのない安定した映像を残すことができた。
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「空間光学手ブレ補正(アクティブモード)」で撮影した場合 ※WEB用の解像度で表示しています |
● 最新の手ブレ補正技術によって、動画撮影が更に楽しくこのように、デジタルビデオカメラの手ブレ補正技術は、まるで映画を撮影しているような安定した動画撮影ができるレベルにまで進化した。ソニーの“ハンディカム”の「空間光学手ブレ補正」を使用すれば、従来よりも更に映像を美しく残すことが可能になり、動画撮影が更に楽しくなるに違いない。
ソニーでは、1992年に発売された“ハンディカム” 「CCD-TR900」に初めて光学式の“アクティブプリズム方式”を採用した手ブレ補正技術を搭載して以来、これまで革新的な手ブレ補正技術を開発し、ビデオカメラ市場をリードしてきた。その最新技術である「空間光学手ブレ補正」は、“デジタルビデオカメラの進化はここまできた”と実感するのに十分な能力を発揮し、ビデオカメラ撮影で撮影者が感じていたニーズに確実に応える技術だと言えよう。
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japan.internet.com 編集部 
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