中国の大手 TV メーカー CHANGHONG(四川長虹)が発表した公告によると、同社は薄型 TV 事業の推進戦略として液晶パネルモジュールと完成品の一体化生産を推進、台湾の AUO(友達)と共同出資による液晶モジュール生産工場を設立する。台湾パネルメーカーと、中国 TV メーカーの提携関係がより緊密度を増し始めている。
計画によると、CHANGHONG は台湾パネル最大手 AUO(友達)傘下のモジュール生産会社「景智光電」との共同出資によって四川省綿陽高新区に新たなモジュール生産工場(LCM)を設立、液晶パネル並びに関連光電子部品の開発、生産、修理の一貫した体勢を構築し、中国液晶テレビ市場の開拓を進める。
両社による提携は、「家電下郷」プロジェクトが開始して以来、初めての中国と台湾企業による LCM 工場設立案件となる。今回の提携によって、AUO はさらに多くのパネル供給に繋がり、CHANGHONG にとっては安定的な供給源確保とコストダウンに繋がると期待されている。
すでに様々な調査会社から報告されているが、2009年第1四半期の中国国内向け液晶 TV 市場に占める AUO と CMO(奇美電)のパネル供給率は50%を越えており、両岸の関係はさらに緊密度を増している。中国市場では参入が早かった CMO が最大シェアを獲得していると見られているが、AUO のシェアも09年第1四半期には11%に拡大している。
AUO は現在、中国の蘇州市と厦門市で LCM 工場を保有しているがいずれも100%独資工場である。これまで、外資企業は主に100%独資を前提に法人設立をする動きが大勢であったが、中国液晶 TV 市場で国内勢が78%を占めるまでに拡大しており、今後はシェア拡大のためにも地元企業との合弁を中心とした法人設立が増える可能性が高いだろう。
なお、AUO と CHANGHONG による合弁会社の初期投資額は1億人民元(約14億円)で、四川長虹が49%の株式を、AUO が51%をそれぞれ保有し、同社の主導権は AUO が保持するとされている。
その他、CMO も寧波市と広東省南海市にそれぞれ LCM 工場を設立済みで、CPT(華映)も福州市、呉江市にそれぞれ生産拠点を保有している。
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EMS One 
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