Advanced Micro Devices (AMD) は9日、同社の64ビットチップに対する Microsoft (
NASDAQ:MSFT) のサポートを勝ち取った。最大のライバル Intel (
NASDAQ:INTC) から最強のパートナーを奪った格好だ。
Microsoft はこの日、AMD (
NYSE:AMD) から発売予定の『Opteron』『Athlon 64』各プロセッサをネイティブにサポートする、64ビットバージョンの『Windows XP』と『Windows Server 2003』OS を開発中だと発表した。Microsoft は Opteron をサーバーおよびワークステーション用、Athlon 64 をデスクトップおよびノートパソコン用としており、2003年中頃までに上記デスクトップ、サーバー用各 OS のベータ版をリリースする見通しだ。
これは Intel にとって打撃になるかもしれない。Intel は長らく、64ビットチップはまだまだ大型マシン向けであり、x86-64 アーキテクチャのプロセッサを作るつもりはないと主張してきた。2000年代末まで、ほとんどのデスクトップには、32ビットプロセッサの現在の限界である4GB 以上の RAM は必要ないというのが、CEO の Paul Otellini 氏をはじめとする Intel の見解だ。そのため、同社は2008年か2009年まで、64ビットのデスクトッププロセッサの開発は不要だとし、代わりに高価で利益率の高い64ビット『Itanium』プロセッサを大型マシン向けに推進していく計画だった。
しかし、同社最強のビジネスパートナー Microsoft が、AMD の新型チップをサポートする決断をしたことにより、Intel は AMD の後を追うという慣れないポジションに置かれる可能性が出てきた。Microsoft は UNIX の企業向け市場を狙っており、より安価な x86 アーキテクチャで優位につきたいと考えている。
だが、Gartner Dataquest 副社長でマイクロプロセッサ事情に詳しい Martin Reynolds 氏は、64ビット Windows はこの先数年は主流にはならず、今回の発表が Intel にとってすぐ大打撃になるとは思えないと述べた。
(
Thor Olavsrud 
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