すでに
取材で明らかになっていた通り、
AOL は8日、パソコンのセキュリティ対策状況をチェックするソフトウェア『Active Security Monitor』の無料提供を開始した。
また複数の報道によれば、同社は
McAfee などのセキュリティベンダーと提携し、Active Security Monitor のようなセキュリティ診断ツールとは別に、セキュリティ対策ツールのパッケージ製品『Total Care』の提供を近く始めるという。こちらは AOL 会員向けにバンドル提供するほか、一般販売も行なう模様だ。Total Care について問い合わせたところ、AOL の広報担当者はコメントを避けた。
Active Security Monitor に話を戻すと、同ツールはソフトウェア技術会社
Sereniti の協力を得て開発したものだ。発表によると、同ツールは家庭ネットワーク上にある個々の『Windows』パソコンについて、ファイヤーウォール、ウィルス対策、スパイウェア対策、Windows OS および Web ブラウザの更新状態、ワイヤレスセキュリティ、P2P ソフトウェア、パソコンの有用性、という項目を常時チェックするという。
同プログラムはパソコンをチェックした上で、明示的な統一指標として『Security Score』という点数を示し、セキュリティ対策を改善するためのアドバイスを提供する。
Security Score の点数は、たとえばセキュリティ ソフトウェアをどの程度更新しているかなどの情報に基づき、ウイルス感染/ID 窃盗/ネットワーク侵入に対する危険性を要約した数字だ。
診断ツールの Active Security Monitor 無料配布に加えて、上述した対策ツールの Total Care 提供となれば、いよいよ AOL は強豪ひしめくセキュリティ市場に本格参入することになる。
Microsoft は先月30日、Windows 搭載パソコンのセキュリティなど「健康」状態を守るサービス『Windows Live OneCare』の提供を
正式に開始した。OS という重要な部分を握る Microsoft の参入により、セキュリティ市場の競争は厳しさを増した。特に製品提供モデルの転換など、同市場では各社の動きが慌ただしい。
Windows Live OneCare では、ウイルス対策/ファイヤーウォール/ファイルバックアップ/パフォーマンス調整/無料サポートを提供する。
さらにスパイウェア対策についても、Microsoft 自ら『
Windows Defender』を無料配布している。同ソフトウェアをインストールした後、OneCare パッケージと容易に統合できる。
またセキュリティソフトウェア業界大手の McAfee は、次世代プラットフォーム『Falcon』ベースの
セキュリティサービス展開を計画している。こちらは今夏から提供開始の予定だ。
同じく業界大手の
Symantec も、情報保護製品『Norton Confidential』を年内に、そしてセキュリティサービス スイート『Norton 360』を2007年3月にリリースする予定になっている。
(
Nicholas Carlson 
)