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2002年3月5日 00:00
最新ネットトラブル事例
講師となったWEB110代表の吉川誠司氏からは、ADSLを利用しているにもかかわらず、身に覚えのない国際電話料金の請求があったケースなど、インターネットトラブルの最新事例が紹介された。 また、経済産業省商務情報政策局消費経済政策課の原英史課長補佐からは、迷惑メールの情報提供先に指定されている日本産業協会に対し、これまで、おおよそ1万件弱の迷惑メールが転送されていること、さらに、特定商取引法の改正時に「!広告!」といった表示に関して、より望ましいものに変更する可能性があるとの発言があった。 ■ ADSLでもPCから国際電話が… まず最初に、WEB110代表の吉川誠司氏が、ネットオークション詐欺、PCからの国際電話トラブル、ワン切り電話、悪質サイトの恐喝手口など、インターネット関連の最新トラブル事例を紹介した。
吉川氏によると、ネットオークション詐欺に関しては、詐欺事件としての立件を免れるために、以下のような方法を取る詐欺がここ半年の間、多発しているという。
また、PCからの国際電話発信トラブルでは、物理的にダイアルアップが出来ないADSLユーザーにも被害が及んでいる事例が紹介された。
WEB110の吉川代表は、「ADSLの場合、物理的に海外につなげることはできないと当初は回答してきたが、ADSLでの国際電話トラブルの報告が、ここ数日でWEB110でに対して3件程度報告されており、国民生活センターの方にはもっと報告があるかもしれず、そのような回答で済ませてしまうには不安が出てきた」と述べている。原因に関しては、まだ特定されておらず、また、請求の形態も、通話料の場合や通信料の場合もあり、はっきりしていない。 一例として紹介されたケースでは、PCより出ているケーブルはLANケーブルのみで、PC2台をルーターで共有。そのルーターから、ヤフーのADSLモデムに接続。電話とはスプリッタで分岐し、PC内臓のモデムも使用不可にしてあるため、PCから電話のかけようがない状態となっている。もちろん、普通に国際電話をかけたものは家族では誰もおらず、ヤフー側に問い合わせると、今までにそういった前例はないとの回答があったという。 WEB110の吉川代表は、この問題に関し、「国際電話の場合、電話会社の約款が強く、支払拒否ができない。こういった約款の見直しが必要ではないか」と指摘した。 続いて、吉川代表は、2月1日の特定商取引法の施行規則改正以降、スパムメールが激減した一方で、一度は沈静化の兆しを見せたワン切り電話が、再び多発し始めている現況を報告した。吉川代表は、「ワン切りも一種のスパムである。出る前に切るので、特定商取引法で定める勧誘行為とは言いがたいかもしれないが、これも特定商取引法で規制できないか検討する必要がある。また、1つの発信元から大量のコールがあるはずなので、迷惑メールの場合と同様に、システム的排除が必要である」と述べた。 この後、悪質サイト恐喝の具体的な手口が披露された。 例としては、とあるインターネット広告会社が、メールマガジンを発行している者に対し、「スパムメールを送られた」という内容の苦情メールを送りつけるというもの。内容は、「あなたが送ったスパムに対して、当社は法的措置を取る」というものだが、実は、そのスパムメールは、その苦情を言ったインターネット広告会社自身が不特定多数に送りつけたもので、メルマガ発行者は全く無関係であった。自分でスパムを送っておきながら、赤の他人にクレームをつけ、しかも、恐喝まがいのことをしているというケースであった。 また、別の例としては、とある出会い系サイトにメールで援助交際希望の資料請求をした男性に対し、ある日突然、そのサイト運営会社から、以下のようなメールが届くというもの。 こういった悪質サイトに対しては、実名をあげるなどして、WEB110でも注意を呼びかけているものの、依然として、それらサイトはなくならず、むしろ、WEB110に対し、悪質サイトを運営している業者から、抗議の電話などが来るという。
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