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2001年12月3日 00:00
世紀の発明「ジンジャー」と政府機関は相思相愛関係?米 Time 誌は、世紀の発明として世界を騒がせた「ジンジャー」の全容を明らかにする記事を掲載した。発明者である Dean Kamen 氏は、最初の顧客として、政府機関などを想定しているという。また、政府関係者も、「ジンジャー」に多大なる関心を寄せている。 Time 誌によると、「ジンジャー」とは、1日あたり5セントの電気代で動く、電動二輪スクーターであった。(写真) 「ジンジャー」あるいは「IT」といったコード名は、「Segway(セグウェイ)」という正式名称に置き換えられて発表された。 この Segway は、人間が歩行時に発揮するバランス能力を、ハードウエアとソフトウエアの複雑な組み合わせにより模倣する。Segway には、ブレーキも、エンジンも、スロットルも、ギアもないが、10個のマイクロプロセッサー、高精度なジャイロスコープや加速度計、多数のセンサー、非常に洗練されたソフトウエアなど、ハイテク機器がぎっしりと詰まっている。また、標準体重の人なら、1日乗り回しても、5セントの電気代で済む省電力に加え、これまでの、いかなる乗り物を超えた、高い水準の安全性が実現されているという。 この Segway は1年以内に、約3000ドルで、一般消費者向けに発売される予定。Segway の開発者である Dean Kamen 氏は、当分、Segway は主として政府機関や大手企業に販売する予定だと語っている。耐久性を強めた「産業用 Segway」は、8000ドル前後となる予定で、米郵政公社、国立公園サービス、General Electric、Amazon.com などが最初の顧客となる可能性がある。 既に、Kamen 氏は、Segway での郵便配達という考えに関心を持つ郵政公社総裁や、レンジャーや警備員の移動手段として関心を持つ国立公園サービス局長との話し合いを進めている。さらに、ボストン市警、サンフランシスコ国際空港、カリフォルニア交通局などの関係者にも、 Segway を最近になって公開した。また、国防総省は、特殊部隊への配備という観点から、Segway に関心を示しているとされている。 Kamen 氏は、Segway をいきなりコンシューマー市場に売り出すことにより、ハイテクを使ったおもちゃとして受け止められることを懸念しているが、その懸念が一因となり、最初の顧客として、大手企業、大学、そして、政府機関といった、大規模で、しっかりした、伝統ある機関を選んだとされている。 また、最初の試乗者として政府機関を選んだのには、もう1つ訳があるらしい。Segway で歩道を走行するには当局の許可が必要であるが、Kamen 氏は、「もし、警察官や郵便配達の人達が、 Segway を歩道で一年間乗り回してくれたら、政府内部のいったい誰が、"政府関係者はいいけど、歩道での一般市民の使用はダメ"だなんて言うだろうか?」と、Time 誌に答えている。 関連テーマ
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