通信総合研究所、世界最速の無線LANシステムの実験に成功通信総合研究所は、38GHzミリ波広帯域無線アクセスネットワークの屋外システムを試作し、長距離通信実験に成功した。無線LANとしては世界最高の通信速度312Mbpsを、距離200メートルの範囲で通信することが可能となる。この技術を応用することで、光ファイバー網よりも短期間に、かつ、経済的に、超高速ネットアクセスを各家庭に提供できる。 現在最も普及している2.4GHz帯無線LANでは、最大速度が11Mbpsと低速なうえ、基地局とユーザ局との距離が離れるに従って通信速度が低下し、各ユーザに対する通信速度を保証できないといった問題が存在する。また、超高速な無線伝送を可能とする固定無線アクセス(FWA)システムは、主として企業向けのビル間通信等を想定して設計されているため、大型の通信装置やアンテナが必要でかつ高コストとなってしまう問題が存在する。 今回実験に成功した無線LANシステムは、複数のユーザ局がひとつの基地局を共有する無線システムとしては世界最高の無線通信速度312Mbpsを達成し、基地局からの距離200メートルまでのユーザを収容できる。さらに、マルチメディア伝送に対応し、装置が簡易(パソコン用ボードと小型無線機のみ)という特長を備えている。 この技術を用いることで、屋内の超高速無線LANだけでなく、屋外では家庭向け超高速無線ADSLシステムや簡易FWAの実現も可能となり、e-Japan重点計画で掲げられている各家庭への超高速ネットワークの展開が、早期に、かつ、低コストで実現できる。 この実験システムは、3月14日と15日に、横須賀リサーチパークで開催される国際会議・展示会「The 4th Topical Symposium on Millimeter Waves」にて公開される。その後、通信総合研究所小金井本所にて運用試験が行われる予定。 関連記事 最新トップニュース
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