英外務省援助で、児童をポルノなどから守るためのガイドブックが発刊
英国外務省の資金援助と、日本の財団法人インターネット協会の協力により、児童をポルノや性的搾取者から守るためのガイドブック「インターネット上の子どもの安全ガイド」が発刊された。 このガイドブックは、英国の非政府団体で、児童の商業的性的搾取の問題に取り組む ECPAT が作成した「Protecting Children Online: An ECPAT Guide」の日本語版。日本の ECPAT/ストップ子どもの買春の会が、日本語版の監修を行った。 ガイドブックは、児童よりも、親や教師などの大人を対象として書かれている。まず大人たちがインターネットを良く理解するために、インターネットの基礎知識の説明から始まり、その上で、児童ポルノが重大な問題である理由や、児童ポルノ規制と表現の自由との問題を扱い、さらに、児童をネット上の危険な出会いやポルノからどう守るかといった具体的な手段が紹介されている。 27日に行われた、日本語版発刊の記者会見では、ジョン・デナム英国内務大臣(犯罪防止対策担当)や野田聖子衆議院議員が冒頭、挨拶を行い、警察庁生活安全局少年課の木岡保雅少年保護対策室長が児童買春・児童ポルノの検挙状況の説明を行った。 会場の記者からは、ガイドブックの問題点として、日本の児童や青少年の間で最も普及しているネットアクセス手段である、携帯電話からのネットアクセスに関して、全く触れられていないことが指摘された。 これに関し、ECPAT/ストップ子どもの買春の会の 宇佐美昌信氏は、「この日本語版は、英語で書かれた2000年版に基づいており、現在、英国では改訂版を準備している。携帯電話・出会い系サイトなどへの言及に関しては、増刷時に検討したい。」と述べた。また、財団法人インターネット協会事務局長の太田俊史氏は、「迷惑メールの問題などに関しては、法的対応がなされるというので、今回は、その状況を見守ることにした」と説明した。 このガイドブックは初版として2000部が印刷され、各教育委員会、インターネット関係団体・企業、関係行政機関、国会議員などに配布される予定。また、インターネット協会のサイトで、ガイドブックの全内容を pdf ファイルの形でダウンロードすることができる。 関連記事 最新トップニュース
|
|