日本IBMと三鷹市(東京都)は、三鷹市内の市立小学校全校で、「三鷹市学校・家庭・地域連携教育プロジェクト」を共同で展開していくことを発表した。動画配信による授業参観や、専用サイトでの個人面談などを実現していく。
同プロジェクトでは、最先端の情報技術、通信技術を活用した、先進的な教授法、学習法、カリキュラムを児童に提供。また、学校内・学校間だけでなく、学校と家庭・地域間を高度なセキュリティを備えたブロードバンド・ネットワークで結び、「地域が協力できる開かれた学校教育」の実現を目指す。
当面は、高学年児童、保護者、地域支援者(メンター)など、3000人程度のシステム利用環境の構築を目指す。また、将来的には、全小学校の高学年児童約3,500人と、その関係者が活用する仕組みを構築していく意向だ。
同プロジェクトの実現のため、IBM と三鷹市は、それぞれ75万ドル相当の出資を行う。IBM は遠隔学習を実現するソフトウエア「ロータスラーニングスペース」を活用した教育システムを構築するサービスを提供。一方、三鷹市は、同プロジェクトに必要なインフラの拡充を行う。
同プロジェクトの特徴としては、ネットワークを利用して保護者やメンターが教育に参加できることが挙げられる。例えば、学校における授業や休み時間などの映像をビデオ配信することで、昼間の授業参観が困難な保護者やメンターが、いつでも学校での子供の様子を確認したり、家庭から参観の感想やアドバイスを、いつでも学校に送信できるようになる。さらに、暗証番号で保護されている家庭と学校の専用ページで、先生と保護者の個人面談や相談を行うことも可能となる。
また、地域メンターが、ネット上で、子供たちに個別に学習アドバイスをしたり、地域討論会などの意見交換を履歴を残しながら実践してもらうことなどが期待されている。実際、三鷹市では昨年から、地域と連携した教育改善のパイロット・プロジェクトを実施しており、既に100人以上の地域メンターが、学校教育を支援している。
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