全国初の電子投票が岡山県新見市の市長・市議選で23日実施された。投票機の不調や、選挙管理者の操作ミスが一部であったものの、大きなトラブルもなく、電子投票分の開票作業は約25分間で終了した。
新見市内43ヶ所の投票所で、午前7時から開始された電子投票は、午後8時に締め切られた。有権者は、ICカードを投票機に差込み、候補者の名前が映し出されたタッチパネルをタッチペンで触れ、投票を行った。タッチペンの使用は、指紋による投票内容の漏洩を防ぐため。
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新見市で使われたものと
同型の電子投票機
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投票時間中、管理者の操作ミスにより、投票カード発券機1台が使用できなくなった。また、電子投票機2台で投票カードの読み取りができなくなるトラブルも発生した。さらに、立会人が確認する前に、投票機の利用を始めたという手順ミスも発生した。いずれも、予備機の使用などにより大きな混乱はなく、投票データにも影響はなかった。
この日は、片山総務大臣の他、多数の自治体関係者が新見市を訪れるなど、全国初の電子投票に高い関心が寄せられた。また、地元では、これら電子投票視察者を対象とした、電子投票記念饅頭や、電子投票クッキー、電子投票記念弁当などが売り出された。
電子投票分の開票作業は午後9時25分から開始され、約25分間で開票作業は終了した。開票作業は、各投票所の投票機から回収した、投票データを記録した記憶媒体(コンパクトフラッシュ)を、開票所のパソコンで読み取り集計し、立会人が確認するというもの。一方、手書きの投票となった不在者投票は手作業で行われ、午後11時25分に最終確定投票数が発表された。電子投票と手書き投票を合わせても、これまでより、約半分の開票時間で済んだ形となった。
当日の有権者数は1万9381人。最終投票率は市長選が86.82%、市議選が86.83%となり、同じダブル選挙だった前々回の投票率(いずれも92.06%)を下回り、電子投票による投票率アップにはつながらなかった。
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