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高齢者IT利用特性調査:7文字以上の暗証番号は覚えにくい経済産業省人間生活システム企画チームと社団法人人間生活工学研究センターは、高齢者のIT利用に関する調査結果を明らかにした。それによると、高齢者に適したポインティングデバイスは、マウスよりもタッチパッドであること、また、暗証番号は7文字以上になると記憶が難しいことなどが明らかとなった。 この「高齢者のIT利用特性データベース構築等基盤設備整備事業に関する調査研究」は、高齢者が無理なく使いこなせるIT機器の設計に役立つ指標作りをめざしたもの。 調査では、88人(20歳代の若年者28人、50歳代の中年者28人、65歳以上の高齢者32人)の被験者に、ATM、自動券売機、携帯電話、公衆電話など31機種のIT機器を利用してもらい、操作時における問題点の抽出、高齢者の利用特性の測定などが実施された。 その結果、キーボード操作に関しては、誤操作を起こさないためのキー間隔(押すキーの中心から隣のキーの端までの距離)として、高・中・若年のすべての年齢層において、6〜7mmのキー間隔が適切であることが明らかとなった。ただし、高齢者層では、4mmのキー間隔での誤操作率が、他の若年層や中年層に比べて際だって高いことから、狭い間隔のキー配列は、高齢者にとってより使いにくいものであることが明らかとなった。 一方、ポインティングデバイスの操作に関しては、マウスの場合、年齢が高くなるほど、操作に時間がかかることが明らかとなった。しかし、タッチパネルの場合、年齢群による差はなく、マウスに比べて、一様に操作が速いことが明らかになった。 このことから、同調査では、「高齢社会を迎え、キーボード、マウスではなく、直感的に操作できるタッチパネルを前提にしたインタフェースを普及させることが必須」との提言が行われた。 また、デバイスの操作時などに利用される暗証番号の桁数に関しては、数字だけの暗証番号(251、82175、7329481など)、無意味綴りの暗証番号(KDXOR、JPDARKCなど)とも、高齢者は七桁(七文字)以上になると急激に記憶の正確さが悪化することが明らかとなった。ただし、五桁(五文字)以下の暗証番号では、数字の暗証番号も、無意味綴りの暗証番号も、若年層と高齢者層で記憶の正確さに大きな違いがなかった。
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