| PUB | 2002年2月16日 00:00 |
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運転免許証のオンライン更新は実現可能か?(後半) 著者: japan.internet.com 田中秀東 ▼2002年2月16日 00:00 付の記事 □国内internet.com発の記事 平成12年5月に、運転免許制度に関する懇談会が提出した「運転免許証の更新制度についての提言」においては、以下のような言葉が記されている。
あくまでも、「将来的には」とか「検討課題」とかの認識レベルであり、また、この提言全体では、むしろ、オフラインの更新窓口の利用をさらに促進するものとなっている。 そもそも、我が国における運転免許証の更新の目的とは何だろうか? また、それは、対面更新でしか実現できないものなのであろうか? 警察庁交通局が平成12年5月に発表した、「運転免許証の更新制度の効果等に関する調査結果について」という報告書には、以下のような更新制度の目的が記されている。 【更新制度の目的】
このうち、現段階でオンライン化が特に難しいのは、適性検査と、写真であろう。 適性検査に関しては、各公安委員会が指定する眼科医で検査してもらい、診断書を各自が公安委員会に郵送するか、あるいは、診断結果を眼科医がオンラインで公安委員会に通知するといった手段が考えられる。確かに、眼科に行くという手間がかかるが、警察署や試験場で費やす時間と比べれば、より短時間で済み、平日でも時間の都合がつけやすい。 写真に関しては、郵送するという手段も考えられるが、二十歳以上であれば、日本のパスポートと同様に、10年毎の写真変更という方式も可能ではないだろうか。実際、免許証のオンライン更新サービスを実施している米国の州も、2回の更新のうち1回は、実際に更新センターに出向き、写真を取り直さなければならない場合が多い。 「安全教育はどうするのか?」といった疑問もあるかもしれない。といっても、現状では、更新時の講習はかなり画一的に行われており、特に優良ドライバーに対しては、全員が同じビデオを20分程度鑑賞したり、あるいは、交通安全に関する展示を見たりするだけで、どれくらい事故防止効果があるのか疑問を抱かざるを得ないのだが。 むしろ、オフラインの画一的なマスプロ教育よりも、各ドライバーの運転歴、年齢、運転する車、運転パターンなどに応じた細かな安全教育を、eラーニング等で義務付けた方が効果的であるようにも思われる。自分のように、10年近く運転していないペーパードライバーが、なぜか優良運転者とみなされ、かなり実践的な内容のビデオを見せられても、豚に真珠である。もちろん、現段階では、まだまだ常時接続環境も普及したとはいえないし、デジタルデバイドの問題も存在しているが、マスプロ教育の弊害から抜け出す方向性を追求していく上で、1つの有望な解決策となるのではないだろうか。 総じて考えると、運転免許証の更新は、試験場やセンターに出向く回数を減らし、なおかつ、よりパーソナライズされた安全教育の実施を目的として、部分的にオンライン化を進めるといった方策が、現段階では、現実的で、さらに、ドライバーにとって最も有益となるものではないだろうか。 |
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