パブリック - レポート2001年10月10日 00:00
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青少年のマルチメディアに対する意識とは(1)

この記事のURLhttp://japan.internet.com/public/report/20011010/1.html
著者:日本総合研究所 子供関連施策研究チーム
国内internet.com発の記事
子ども達は、いつの時代も新しいものを驚くほどのスピードで取り込んでは自分達のものとして活用して行く。 携帯電話による電子メールや、ゲーム(テレビゲーム、コンピュータゲーム、小型携帯ゲーム)、 インターネット等を駆使したもの、特にマルチメディア関連の機器の活用はその代表格といっていいだろう。

では実際、子ども達(青少年)がマルチメディアをどれくらい活用し、どのような情報を入手しているのだろうか。また、入手した情報をどの程度信頼しているのであろうか?

青少年の情報リテラシーの向上は、「e-Japan戦略」などの各種情報化政策のなかで、「教育の情報化」、 青少年にITの活用方法を指導できる「人材の育成」などのかたちでその重要性が度々指摘されている。 そのような中においては、青少年の情報リテラシーの向上は、 我が国の社会におけるIT活用が進むか否かの鍵を握っているといえよう。

そのため、教育の情報化などにかける政策当局を含めた世論の意識は極めて高いものとなっている。 例えば、「2002年までに全国の全ての小中高等学校をインターネットに接続する」といったハード整備や、 「学校の教職員のパソコン研修を強化する」、「平成15年度(2003年)からは、高等学校の必修教科として 『情報』を新設する」といったソフト面での施策の拡充が鋭意展開されている。

しかし、このような行政施策の充実はいわゆる「供給側」の理論である。 実際に教育を受ける対象である青少年のインターネット等をはじめとするマルチメディアの活用実態 や意識に関しての議論は、今まであまりなされていない。

特に、様々な青少年犯罪、そして「出会い系サイト」を巡る問題に際して起こる議論といえば、 「青少年にインターネットやバーチャルリアリティを見せる事は慎むべき」といったもので、 真の青少年の実態や意識を踏まえた上での議論とは言いきれない、 表面上の目立つ現象を捉えただけの議論となっているのではないか。

青少年の実態、特に意識を踏まえた施策展開の充実が求められているのである。本稿では、 このような背景のもと、青少年のマルチメディアに対しての意識を把握し、 今後の情報リテラシーの向上に向けた提案をおこなっていく。

ここで、青少年のマルチメディアの使用状況についてアンケート結果があるのでご紹介しよう。 青少年は、インターネット使用頻度は高い。8割超の青少年がほぼ毎日インターネットを使用している。

具体的には、自分たちのお気に入りのホームページにアクセスしたり、 友人同士とのコミュニケーションを電子メールでやり取りしたりするために活用しているのが大半である。

つまり、ほとんどの青少年が既に自分たちの身の回りにおいて、 マルチメディアと密接な関係を築いているのである。しかし、 青少年の実態、意識を踏まえた時、表面からでは顕示され得なかった問題も出てくると思われる。

次週からは、更に彼ら・彼女ら青少年の「情報」に対する実態、意識を捉え、 青少年と情報のあり方について検討して行きたい。

■インターネットの使用頻度


■インターネットの使用目的


注) 11歳から18歳の青少年を対象に日本総合研究所が実施したWebアンケート結果より

株式会社日本総合研究所 研究事業本部
子供関連施策研究チーム

(担当:三橋、矢ヶ崎、前田、長谷川、井上)


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