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デイリーリサーチ2001年4月16日 00:00
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日常のナレッジ共有に必要な工夫とは

この記事のURLhttp://japan.internet.com/research/20010416/1.html
著者:(株)三和総合研究所 主任研究員 谷内進
国内internet.com発の記事
(株)三和総合研究所、インターネットコム(株)、 (株)インフォプラントのインターネット・ユーザー300人に対する調査により、 ネット上で日常生活のナレッジ共有を進めるというビジネスモデルを検討する上で 重要となるいくつかのポイントを得た。

日常生活で得た知識・経験を提供することについて、まず知らない人に対して提供する場合と、 知人・友人に対して提供する場合でどのような差があるのだろう。これについては、 知らない人に提供する場合は報酬次第、知人・友人に提供する場合は無償でもよいとする割合が高い。

一方、知識・経験の提供形態としては「2〜3行程度のコメントを書く」「アンケートに答える」 の場合は受容される割合が高いが、「ブックマークの一部を提供する」「レポートを書く(400字程度)」 については、「面倒」とする割合が高く抵抗感がある。

最近、ネット上でのナレッジ流通事業がいくつか展開されており、 それらはポイントを用いて供給と需要を仲介し流通を促進させていることが一般的である。 こういったモデルに対する評価としては「非常によいと思う」13%、「よいと思う」43%と、 概ね肯定的ではあるが強い魅力を感じているとは言い難い。この理由については、 10人のユーザーが答えた「その他」の自由回答にヒントがある様に思う。 彼らの意見から想定できるのは、消費者には「もらうのは無料、 与えるのはポイント換算でよいが他の価値に転換ができる方が良い」 といった非対称な取引ニーズが存在するという仮説だ。

米国ではこういったナレッジを無料で提供するサイトがいくつか存在するし、 日本でもリクルートabout.com、教えてGooといったサイトがそういったサービスを開始している。また、 基本的にネット上の情報をもらうことは無料と考える消費者は多いため、 提供時のコンテンツ課金は当面困難であろう。ただ、この種のサイトの場合、 利用者のニーズが明確なため広告効果をアピールすることは比較的容易であり、 バナー苦戦の状況下にあっても一定の広告収入の確保は可能だろう。

詰まる所、ネット上の日常生活に関するナレッジ流通の仕組みは、知人・友人コミュニティを除けば、 上記の非対称なニーズに上手く応えられるような、 広告収入を組み合わせたビジネスモデルが必要になるだろう。無論、 ナレッジのクオリティ管理の仕組みは大前提として必要になる。

◆参考記事: Ask Jeeves、ネットワーク化した広告モデルに移行

調査協力: 


Q:あなたはご自身が日常生活で得た知識・ 経験をインターネット上であなたの知らないの人に提供しても良いと思いますか?




Q:あなたはご自身が日常生活で得た知識・経験をインターネット上で友人・ 知人に提供しても良いと思いますか




Q:あなたの知識・経験を次の様な形でインターネット上に提供することについてどの様に思いますか?




Q:あなたが知識や経験をネット上に提供したらポイントを獲得することができ、 そのポイントで他の人の知識や経験の情報を買うことができるという仕組みをどう思いますか?



◆その他
・どうせなら商品や金券になるポイントの方がいいなあ。(フリーター/37歳)
・ポイントは他のこと(図書券・商品券との交換)にも使えるならいいと思う。他人の知識・情報には魅力を 感じない。(会社員/38歳)
・果たして買う人がいるか疑問(会社員/56歳)
・良いと思うが知識や経験が無い人の場合利用できないことになるので、本来は、無償で提供でるのが、イン ターネットであるとおもうので、実際こういうサイトが、あっても利用するかどうかはわからない。(主婦( パート)/31歳)


(2001/4/15 インターネット利用者 300サンプル)


◆次回予告:「MP3について」

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