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2001年4月23日 00:00

雑誌出版社のウェブサイトは誌面との役割分担が重要

(株)三和総合研究所、インターネットコム(株)、(株)インフォプラントのインターネット・ ユーザー300人に対する調査によると、雑誌出版社のウェブサイトでは、 紙ベースの雑誌とは違った役割が求められていることが分かった。

まず、現状のユーザーの雑誌購読及び雑誌出版社ウェブサイト閲覧の動向を見てみよう。 「定期的に購読する雑誌がある」と答えた人が70%という状況のなか、「(雑誌出版社の) ウェブサイトを見たことがある」というユーザーの割合が約50%となっている。また、 購読雑誌のジャンルとしては、「趣味・娯楽関連雑誌」「コンピュータ関連雑誌」「ファッション誌」 「地域情報誌」といったところが多い。

ウェブサイトにおける機能・コンテンツの利用動向に目を向けると、現状、 雑誌出版社のウェブサイトで利用している機能・コンテンツとしては、「予告記事をみる」、 「誌面記事の要約を読む」といったところが多い。今後、利用したい機能・コンテンツとしては、 現状利用している機能のほかに、「誌面記事の詳細説明(関連記事・商品、用語の解説 等)」、 「誌面と同様の記事」、「出版社への投稿・問合せ」、「過去の記事検索」などの、 インターネットならではのデータベース、検索性、双方向性といった特徴が行かされているものが多い。 また、自由回答の中でも「ウェブサイトならでは」のコンテンツ・機能(データーベース、検索機能 等) を求める声が多かった。

最後に基本的に内容が同じ場合、ウェブサイトのコンテンツが紙ベースの雑誌よりも安かったり、 見やすかったりした場合、ウェブサイトの情報を購入(有料)するかとの問いに対しては、6割が 「ウェブサイトの情報を購入する」と答え、4割が基本的には引き続き紙ベースの雑誌を購入するとしている。 やはり、「見たいときに(いつでも、どこでも)すぐ見ることができる」「手軽に見ることができる」 といった点で、現状の雑誌のニーズは高い。

従来は雑誌・書籍とインターネットというのは、「リアルとバーチャル」「アナログとデジタル」 といった言葉でまるで対立概念であるかのように表現されることも多かった。しかし、 以前のリサーチにもあった通り、 インターネットは、生活者の能動的な情報収集を促進することはあるが、 決して現状のメディアを代替するものではない。 今後は、雑誌出版社としては、インターネットも含め、 消費者の利便性を考えながら、情報流通媒体(紙、インターネット、CATV 等)を選択・相互利用しながら、 よりユニークな視点で、より深い情報を提供していくことが求められているといえよう。

◆参考記事:
インタラクティブの ACTV、Playboy.com とデジタルメディア提携
「コミュニケーション・メディアの選択・利用に何らかの問題を感じる」28%
コンピュータ 出版: オンライン、それとも雑誌?

調査協力: 


Q:あなたは、雑誌出版社のウェブサイトをみたことがありますか?




Q:雑誌出版社のウェブサイトで現在よく使っている(閲覧している)/ これから使いたいと考えている機能はなんですか?




Q:上記以外に付加して欲しいと思う機能・情報があれば教えてください。

・ウェブサイトでしか見られない記事(学生/17歳)
・ウェブ上からしかできないダウンロードサービス。関連記事のクーポンであるとか、 活躍したスポーツ選手の肉声でのコメント再生であるとか。 2ヶ月以上たったバックナンバーを6割価格販売なんていかがでしょうか?(会社員/33歳)
・その号を作成するに当たっての裏話や、紙面上 載せられなかった情報(会社員/29歳)
・プレゼント応募(学生/19歳)
・記事の世間的な注目度を知りたいので、各記事のカウント数が表示されると面白い。(会社員/35歳)
・記事紹介企業、団体へのリンク(主婦/36歳)
・作家別の記事・表示をしてほしい。(会社員/34歳)
・雑誌に載っているものネットショッピング(専門学生/18歳)
・写真等の焼き増しサービス(会社員/42歳)
・絶対、その雑誌を売ってるという店の場所。(会社員/23歳)


Q:基本的に同じ内容だとすれば、雑誌(紙ベース)とウェブサイトのコンテンツ(有料) のどちらを購入しますか?




Q:(雑誌を選んだ方にお聞きします。)雑誌を選んだ理由を教えてください。

・いつでもどこでもどんな体勢でも読めるから(会社員/22歳)
・ウェブで読むとすぐ目が疲れるので、本がいい。またチェックなども本の方がいれやすいと思う。 (大学生/22歳)
・ウェブで表示されるまでの時間がイライラするので、大量の情報を手に入れたいと思った場合、 雑誌の方が手軽だと思うので。(派遣社員/29歳)
・とっておける。手元に形が残るので(パート/29歳)
・パソコンの画面上でまとまった文章は読みづらいから(大学生/21歳)
・やっぱり、紙を触ることで本を読んでいるという気持ちにひたれるから。ネットだけだとものたりない ・・・。(学生/21歳)
・後でまた読みたくなった時や、ページを読みかえしたりするときに便利だから(パート/29歳)


(2001/4/22 インターネット利用者 300サンプル)


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