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デイリーリサーチ2001年8月13日 00:00
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まだまだ浸透には時間がかかる?現状のe-ラーニング・サービス利用は1割強

この記事のURLhttp://japan.internet.com/research/20010813/1.html
著者:(株)三和総合研究所 研究員 寺島 大介
国内internet.com発の記事
(株)三和総合研究所、インターネットコム(株)、(株)インフォプラントが実施したインターネット・ ユーザー300人に対する調査により、e-ラーニング・サービス普及に向けた課題が明らかになった。

まず、有料、無料に関わらず、e-ラーニング・サービスを利用したことのあるユーザーは全体の15%程度にとどまっている。また、現状利用したことのないユーザーに今後の利用意向を尋ねたところ、「今後利用してみたい」と回答したユーザーは3割程度にとどまり、(今後の利用意向について)「わからない」と回答したユーザーが半数を占め、「利用したくない」という回答が1割弱といった結果となった。

利用を始めたきっかけとしては、「興味がある分野があったから」が約4割を占め、ついで「サービスが無料だから」が2割、「1度試してみたかった」、「会社・学校の推薦(研修・事業カリキュラムに含まれていたから)」が1割強という結果となった。

次に、e-ラーニング・サービスの利用動向について見ると、現状利用している(したことのある)ユーザーについては、「語学関連分野」での利用が約半数ともっとも多く、ついで「IT・パソコン関連分野」での利用が多い。また、今後利用してみたい分野としては、既述の2分野に加え、「趣味・娯楽関連分野」と回答したユーザーが6割程度、「資格取得・試験対策(IT関連の資格・試験以外)」と回答したユーザーが半数程度という結果となった。ちなみに、e-ラーニング・サービスの利用メリットとしては、「好きな時間に利用できる」、「スクールなどに通う手間がいらない」といった回答がそれぞれ2/3を占めていた。

上記のように、「利用してみたい分野」「利用するメリット」については、生活者側にも何らかの認識はあるものの、最初に述べたように利用経験があるユーザーはまだまだ少なく、利用意向のあるユーザーも限られているのが現状である。

理由として、常時接続等の通信インフラの問題、利用できる分野の問題等もいろいろ考えられるが、もっとも大きい問題は様々な意味での「情報不足」にあると思われる。コンテンツに関する情報不足もさることながら、通常の学校教育、企業研修(資格取得)等、いわゆる「リアルの世界での教育・学習」と「ネット上での教育・学習=e-ラーニング」との制度・仕組みの面での「関係」に関する「情報提供」が非常に少ないように感じられる。それが、(利用したいかどうか)「わからない」という半数のユーザーの回答に表れているのではなかろうか。あるいは内容・仕組みがよく分からないゆえ、「受講料金が高い」といったイメージ(下記グラフ「Q6.今後の利用を考えた場合の必要条件」参照)を与えているのではないか。

今後は、これまで述べてきたような事柄に関する「情報提供」、さらには、そういった情報提供のもととなる、「リアルの世界での教育・学習」と密接に結びついた「教育・学習の場としての仕組み作り」が必要になってくるものと思われる。

◆参考記事:
Yahoo! がバーチャル教室を開設
ソニー、医療従事者向けにハーバードの「医学講座」をネット配信

調査協力: 


Q:あなたは何らかの形でe‐ラーニングを利用したことがありますか?(有料・無料両方のサービスとも利用したことがある方は「1」をお選びください)




Q:「利用したことがない」とお答えいただいた方にお伺いします。今後、利用してみたいと思いますか?




Q:「利用したことがある」とお答えいただいた方にお伺いします。利用した分野はどのようなものですか?今後、利用してみたい分野はどのようなものですか?(複数回答)




Q:今後の利用を考えた場合、どのような条件が必要であると思われますか?(複数回答)




Q:e‐ラーニング・サービスについて満足している点、不満な点、要望など、ご自由にご回答ください。

・e‐ラーニング・サービスを客観的に比較や判断できる情報サイトがほしい。(自営業/41歳)
・e−ラーニングで得た資格が社会的に通用するものにならなければ、趣味で通うカルチャースクールの域を出ないものになってしまうと思います。広く普及すれば魅力を感じるようになるかもしれません。(専業主婦/33歳)
・いつでもできるのは手軽だけれど、本人の意思が強くないと続かないのも事実。(専業主婦/30歳)
・いつでも出来るというのは大変魅力的ですが、受講料が高いのが大変不満です。(主婦/31歳)
・そんなことをやっているということ自体が知られていない。もっとその点についてをみんなに知ってもらったほうがいいでしょう。(大学院生/29歳)
・やはり、あまりにも受講できるサービスが限定されているのが不満。特に、地方に住んでいるものにとっては、唯一、平等に受ける可能性がある分野なので、様々な企業や行政で、拡大をして欲しい。(派遣社員/37歳)
・やはり、インフラの整備が重要だと思います。(会社員/35歳)
・通信速度や通信費を考えるとまだまだ・・・。((情報)営業/37歳)


(2001/8/12 インターネット利用者 300サンプル)


◆次回予告:「ADSLサービスについて」

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