モバイル・ポータルサイトの利用意向は58%株式会社UFJ総合研究所、インターネットコム株式会社、株式会社インフォプラントによる、
「モバイル・ポータルサイトの利用意向調査」によれば、
携帯電話やPDAといったモバイル端末(当調査ではノートパソコンは除外)
からポータルサイトを利用する意向がある消費者は全体の58%ということがわかった。
利用してみたい情報としては、交通情報や地図情報が高い利用意向を示した。 モバイル端末からアクセスするという特徴を考えれば、 このような外出先での利用機会が多い情報の利用意向が高いことは納得できる。一方で、株価や円相場、 レストラン情報といった情報は比較的利用意向が低いという結果となった。 どの種類のモバイル端末からポータルサイトにアクセスしたいかとの問に対しては、 利用意向がある消費者のうち、70%と圧倒的に高い比率の消費者が「携帯電話」と回答した。 一方でPDAと回答した消費者は9%と低い水準に留まった。PDAが機能面で大幅に改善されているものの、 外出先で情報を得る端末としてはまだまだ消費者へ訴求しきれていないことが伺える。 やはり消費者としては普及が進んでおり、 かつ手軽に利用できる携帯電話の方が利用しやすいとの感覚を持っているのであろう。 モバイル・ポータルサイトを利用する上で許容できる料金については、 54%と半数以上のユーザーが「無料」と回答した。 次に比率として多かったのは「100円以上300円未満」の24%であった。トータルで考えれば、 約90%消費者が300円未満と回答したことになる。この結果から判断すれば、 情報提供サービスのみから料金を徴収するのはなかなか難しいと考えられる。仮に料金を徴収できるとしても、 300円以上は相当に難しい状況にある。i-modeの情報提供サービスの中心価格帯が約300円程度であり、 消費者としてはその水準以上支払うのは難しいという感覚を持っているのであろう。 以上の結果を踏まえれば、モバイル・ポータルサイトをビジネスとするには、 情報提供料だけでなく、広告を交えたビジネスモデルの構築が必要であろう。 モバイル・ポータルサイトの利用したいと思わない理由としては、 「そもそもモバイル端末を使ってポータルにアクセスする必要性を感じない」 という根本的な理由をあげる消費者も多いが、 「通信料金(パケット料金)が高い」「画面が狭くて使い難い」といった理由をあげる消費者も多かった。 魅力的な情報を提供するというのは当然であるが、 モバイル・ポータルサイトの普及を進めるには、 例えばADSLのような定額料金制の導入や、画面を見やすくする等の工夫が重要である。 ◆参考記事: モバイル・ポータル事業、2005年をめどに黒字化の見込み Q:今後、モバイル機器からポータルサイトにアクセスしたいと思いますか? (既にアクセスしている方は今後もアクセスしたいと思いますか?) ![]() Q:(上記で思うと回答された方に)どのような情報をモバイル機器から利用してみたいと思いますか? (複数回答) ![]() Q:(上記で思うと回答された方に)以下のうちどのモバイル機器を使ってポータルサイトにアクセス したいと思いますか?(現在所有されていないものを選択頂いても結構です) ![]() Q:モバイル・ポータルサイトについてのご意見をご自由にお書き下さい。 ・いろいろ必要時に調べたりできるのは便利。 ただ携帯からだと見づらかったり欲しい情報を探すまでに時間がかかるので、 携帯からはあまり利用していない。(販売業/31歳) ・インターネットを経由する性質上、必然的に通信費がかさむ。 これが定額制にならない限りは気軽に利用することが難しいのではないか。(大学生/23歳) ・ポータルサイトは基本的に無料であるべきと考える。 かといって広告が多いのは低速度・従量制のモバイル通信では辛いので工夫して欲しい。(メーカー一般職/34歳) ・もっと無料のコンテンツが増えればいいと思う。継続して使うことはあまりないので、 毎月情報料を取られるのはちょっと抵抗がある。必要な時にすぐに利用できるものがいい。 (建設業営業/29歳) ・モバイルならではの独自性、付加サービスを考えていただきたい。(ネットワークエンジニア/24歳) ・機会側の発達も必要だと思うが、もう少し見やすくならないと、 有料サービスを使う気にはなれないような気がする。(会社員/29歳) ・外出先で利用できるのが魅力であるが、サイトが見つけにくい。 サイト情報をリンク付きでメルマガのような形で無料提供してくれるとありがたい。(建設関係/45歳) ・携帯電話の利用料金が安くならない限り、サイトの利用はしたくない。(食品会社営業/52歳) ・通常のポータルを焼き直したようなものであれば、お金を払うつもりはない。(公務員/34歳) ・毎日使うような情報ではないのに、月額使用料が高いサイトが多すぎると思う。 いろいろな料金体系があると嬉しい。(主婦/29歳) ・料金がまだまだ高い。ラジオ感覚の情報入手、かつ通信速度の向上、セキュリティの向上を期待する。 子供だましのサイトはそろそろ淘汰されるのでは。(メーカー技術職/38歳) ・いろいろな娯楽やグルメ情報を提供して欲しいと思う。(専業主婦/47歳) ・無料でたくさんの情報が欲しい。 有料にするのは会員になって何かの得点が付くなどしてくれてからの方がいいと思う。 特典が付くのならお金を払っても良い。情報にお金を払うだけの魅力はあまりない。(学生/17歳) ・覚えれば簡単だが、操作が少し複雑な部分がある。(専業主婦/39歳) ・情報的には助かっている部分が多いが、時間帯にしてはなかなか待たされることが多々あるので、 そういう所が難点でもある。(主婦/41歳) ・得られる情報と価値と費用の問題が重要で、今より安価に、 信頼できるより詳細な情報を手軽にできるといい。(メーカー事務職/31歳) (2002/4/6調査 インターネット利用者 300サンプル)
※詳細データ(記事未掲載設問を含む)はこちらでダウンロードできます。 【有料】 ◆次回予告:「日本と香港における若者のITに対する認識の比較」 最新トップニュース
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