デイリーリサーチ2002年6月18日 00:00
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インターネットによるコミュニケーションの変化

この記事のURLhttp://japan.internet.com/research/20020618/2.html
著者:(株)UFJ総合研究所 研究員 寺島 大介
国内internet.com発の記事
 (株)UFJ総合研究所、インターネットコム(株)、(株)インフォプラントの インターネット・ユーザー300人(10代・20代・30代・40代・50代・60代以上、各 層50サンプルずつ)に対する調査により、インターネット・Eメールの利用によるコ ミュニケーション活動の変化の動向が明らかとなった。

 ユーザーの利用動向に関する属性として、インターネットを利用しだしてからの期 間は、「1年以上利用している」ユーザーが87%、「1年未満」が13%という構成に なっており、1日当りのメールの受信数(PC上)としては、「10通未満」が35%、 「11〜30通」が33%、「31通以上」が32%となっている。

 次に、インターネット又はEメールを利用するようになってからの他人とのコミュ ニケーションの頻度や量(内容)の増減について、家族とのコミュニケーションにつ いては、「増えた」とするユーザーが37%、友人とのコミュニケーションが「増え た」とするユーザーは61%、仕事関係の知人(社外・社内)とのコミュニケ−ション については、25%が「増えた」と回答している。なお、新しい人と知り合う機会につ いては、42%のユーザーが「(機会が)増えた」と回答している。友人とのコミュニ ケーションを中心に、全体のコミュニケ−ションの頻度・量共に増加しているようで ある。

 さらに、インターネット・Eメールを利用するようになってからの具体的なコミュ ニケーション活動・意識の変化としては、「気軽に連絡をとる機会が増えた」が73% と最も多く、次いで「時間帯・相手の都合に関わらず、(メールの)受発信を行うよ うになった」が68%となっており、「費用を気にせずにコミュニケーションがとれる ようになった」、「:特定の人とのコミュニケーションの回数が増えた」といった回 答も4割を超えており、このような行動変化が上記のコミュニケーションの頻度・量 の増加にもつながっているものと考えられる。

 一方、逆にインターネット・Eメールを使うようになって問題であると感じている 点については、「相手に伝わっているかどうかがわからない」が59%と最も多く、次 いで「相手の真意がわかりにくい、自分の真意が伝わりにくい」が43%となってい る。

 また、「伝えたい情報の内容別」に主な利用コミュニケーション・ツール(固定/ 携帯電話、PC/携帯電話からのEメール、手紙・ハガキ、直接面談)を尋ねたとこ ろ、「(義務ではない)一般的な話題の情報伝達・コミュニケーション」について は、PC・携帯電話等からのEメールが最も多かったが、「(伝達義務のある)情報 の伝達」や「緊急度の高い事項」、「重要度(機密度)の高い事項」については、固 定電話・携帯電話又は直接面談がPC又は携帯電話からのEメールを上回った。

 上記に記した通り、インターネット・Eメールといったコミュニケーション・ツー ルは全体として、各個人間のコミュニケ−ションを増加させる方向に働いている。そ れは、Eメール等を通してのコミュニケ−ションだけでなく、「直接人に会う」と いった他のコミュニケーションをも増加させていると考えられる。

 ただし、「気軽に連絡をとる機会が増えた」、「時間帯・相手の都合に関わらず、 (メールの)受発信を行うようになった」という情報の「送り手」側のメリットが強 調されるなかで、それらが情報の「受け手」側にどう受け取られているかという配慮 がおろそかになり、問題が生じるケースや、情報の内容・伝える相手を考慮せず、 誤ったコミュニケーション手段を利用してしまったが為のトラブルも増加しているよ うに感じられる。

 以前「ネチケット」という言葉がよく言われていたが、今後もさらに、新しい情報 受発信メディアあるいはその利用者は増えていくと思われる。インターネット上だけ ではなく、全てのコミュニケーションの方法において、企業・個人に関わらず、その コミュニケ−ションのあり方をきちんとみつめ直す必要があるのではないだろうか。

◆参考記事:【コラム】コミュニケーションの仕組み「コミュニケーション・メディアの選択・利用に何らかの問題を感じる」28%
調査協力:


Q:メール・インターネットを利用するようになり、あなたの他の人々のコミュニケーションの頻度や内容(量)はどのように変化したと思いますか?

<家族(親族)とのコミュニケーション>


<友人とのコミュニケーション>


<仕事上の付き合いの人(社内・社外
両方含む)とのコミュニケーション>


<知らない人とのコミュニケーション
(新しい人と知り合う機会)>


Q:インターネット・Eメールを利用するようになって、あなたのコミュニケーション行動はどのように変わりましたか?


Q:Eメールを利用したコミュニケーションについて、感じている問題点はなんですか?


(2002/6/15 10代・20代・30代・40代・50代・60代以上、各層50サンプルずつ)
※詳細データ(記事未掲載設問を含む)はこちらでダウンロードできます。 【有料】

◆次回予告:「メールマガジンの利用について」


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