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2002年11月1日 00:00

広告手法と好感度―「広告でサイトの印象が左右される」8割

インターネットコム株式会社株式会社インフォプラントが10代から60代のインターネットユーザー300人を対象に調査したところ、Web サイト上の広告について、約8割のユーザーが「掲載している広告によってサイトの印象が左右される」と考えていることがわかった。

まず、Web サイト上で「リンクをクリックした後にそれが『広告』だったと気づいた」という経験が「ある」と回答したユーザーは38%。具体的には「OS のウィンドウ風の画像で、[OK]ボタンを押させるような広告」(会社員/40歳)「そのサイトのコンテンツと間違えるような、紛らわしい配置」(ギター教師/39歳)など、広告主やサイト運営者が“狙って”掲示していると考えられるものが多かった。

そのような手法について、ユーザーはどう受けとめているのか。上記の経験がある、というユーザーに「その広告についてどう思ったか」を尋ねたところ、78%が「悪い印象(だまされた、不快等)」だったと回答した。ちなみに「良い印象(アイデアが良い、方法がうまい等)」だったと回答したのは、わずかに1%。

では逆に、好ましい広告手法とはどんなものだろうか。最近普及しているいくつかの手法について、「好感度の高いもの」を選択してもらったところ、「実際に購入した消費者が評価する」広告がトップで、以下「高画質ムービーを使用(TVCM 風)」「特定の製品・サービスを取り上げる記事広告」などが続く。手法としては地味に思える「消費者の評価」や「記事広告」などの評価が高いことは注目に値するだろう。

さらに好感度の高い広告の条件は「画面上で閲覧の邪魔をしない」という回答がトップで、「ファイル容量が軽い」「告知している商品やサービスが理解しやすい」「広告であることがはっきりしている(紛らわしくない)」など、本来の目的であるサイト閲覧の邪魔をしてほしくないという意向がわかる。逆に、「ゲームなど楽しめる要素」や「サイトのデザインと違和感がない」などは、あまり好感度とは結びつかないようだ。あるいはデザインに関しては、「紛らわしさ」とトレードオフの関係にあるのかもしれない。

冒頭にも紹介したとおり、掲載している広告でサイトの印象を判断するユーザーは多い。サイトの目的とかけ離れた広告内容や、「騙し討ち」的な広告手法は、広告主だけでなくサイト運営者にとってもマイナスであると覚悟しておいたほうが良い。

また「消費者の評価」「記事広告」のように、ユーザー自身が考え、選択するために十分な情報量を持った広告にも力が注がれるべきではないだろうか。「情報が溢れすぎていて Web 広告だけではそれが本当によいものなのか判断できない」(会社員/31歳)という意見のように、Web 広告が「騒がしいだけで中身のない広告」ばかりになってしまうのではあまりに空しい。目的意識の強いユーザーの評価に耐えうる“目的意識の強い広告”とはどんなものか、考えてみる必要はあるだろう。

参考記事: リッチメディア広告は主流になるか?
好きなサイトの広告は気にならない
America Online、ポップアップ広告枠の取り扱い廃止
調査協力:


Q:Webサイト上で、リンク(テキストや画像)をクリックした後でそれが「広告」だったことに気づいた、という経験はありますか?

Q:(「経験がある」方へ)その広告について、どのように思われましたか?

Q:最近様々な広告形態が開発されていますが、下記のうちで「好感度」が高いと思う広告手法はどれですか?

Q:あなたが「好感度が高い」と思われる広告手法の条件について、下記から近いものをお選びください。

Q:掲載している広告によって、そのサイトの印象も左右されると思いますか?


(2002/10/31 10代〜60代のインターネットユーザー300人)
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