生活者の状況にあわせたモバイル・プロモーションについて (株)UFJ 総合研究所、インターネットコム(株)、(株)インフォプラントのインターネット接続機能付インターネット・ユーザー300人に対する調査によると、携帯電話のメールを利用して、「自分の嗜好(予め登録)と自分がおかれている状況(場所・時間・曜日等)に応じて、適切な情報を提供してくれるサービス」の利用意向は約半数の47%となった。
まず、回答者の動向については、「現状、携帯電話にて何らかのプロモーション・ メール(メールマガジン等を含む)を受け取っている」とする回答は全体の59%と なっており、うち、約7割のユーザーが1日に受け取っているメールは5通以内である と回答している。 また、送られてきたメールによって、「商品・サービスを購入する」、「店に行 く」というように具体的に何らかの行動をとったことがあるというユーザーは、全体 の17%程度にとどまった。 具体的にとった行動としては、「商品・サービスの購入」、「懸賞・抽選への応募」が約11%と最も多く、次いで「クーポンの利用」が8%、「店舗への来店」が7%といった結果となっており、その(具体的な行動をとっ た)理由としては、「商品・サービス等が魅力的だったから」、「懸賞・割引クーポ ン等の内容が魅力的だったから」がそれぞれ69%と最も多く、次いで「情報の提供の タイミングが適切だったから(適切な時間帯に情報が提供された、自分のいる場所に あった情報を提供された等)」が46%といった結果となった。 既述の状況のなか、冒頭に挙げた「自分の嗜好(予め登録)と自分がおかれている 状況(場所・時間・曜日 等)に応じて、適切な情報を提供してくれるサービス」に ついて、「利用してみたい」と回答したユーザー(全体の47%)に、「(自分の居場 所・時間帯等の状況に応じて)適切な情報提供がなされれば、実際に商品・サービス を購入したり、店舗に行ったりする頻度・確率が高まると思うか」という問いに対し ては、63%が「(頻度・確率が)高まると思う」と答えており、利用意向の高い層に は比較的肯定的に受け入れられているようである。 さらに、「時間帯(朝・昼・夜)に応じて、どのような情報が欲しいか」について 尋ねたところ、「ニュース」、「(自分がいる場所周辺の)交通情報」については、 朝に情報が欲しいという回答がもっとも多く、自分がいる場所周辺の「ショッピン グ・特売情報」、「飲食店の情報・割引クーポン券」については、昼に欲しいという 回答が最も多かった。「趣味関連の情報」、「懸賞関連の情報」については、夜に欲 しいというユーザーが最も多い傾向となっている。 上記のように、状況に応じたモバイル・プロモーションについては、ある程度ニー ズが存在するものと思われる。また、アンケート結果にあった時間帯毎に欲しい情報 の傾向も、一般的なライフスタイルに照らし合わせて考えると、ほぼ妥当であると思 われる結果である。 ユーザーの居場所の把握ができる GPS、ユーザーの利用履歴を蓄積しながら、ユー ザーの嗜好の把握が可能になるソニーのコクーンなど、ユーザーの状況・嗜好を捉え る技術も徐々に登場しつつある。ライフスタイルが多様化し、性別や年齢では個人の ニーズを捉えきれなくなっている中では、これらの技術を活用し、ユーザーの状況や ニーズを的確に捉えながら、如何にサービスに活かすか。企業のマーケティング・セ ンスが問われる。 ◆参考記事:「ケータイ向けテレビ放送」視聴希望ユーザーは86%― 博報堂など調査 Q:送られてきたメールによって、商品・サービスの購買、店舗へ行く といった具体的な行動を とったことはありますか? ![]() Q:携帯電話に対して、自分の嗜好(予め登録)と自分がおかれている状況(場 所・時間・曜日 等)に応じて、適切な情報を提供してくれるサービスがあった場 合、あなたは利用してみたいと思われますか? ![]() Q:場所・時間帯に応じて適切な情報提供がなされれば、あなたがサービ ス・商品を購入したり、店舗に行ったりする確率・頻度は高まると思いますか? ![]() ![]() (2002/11/23 インターネット接続機能付インターネット・ユーザー300人)
※詳細データ(記事未掲載設問を含む)はこちらでダウンロードできます。 【有料】 ◆次回予告:「サイトのユーザビリティについて」 関連テーマ 最新トップニュース
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