デイリーリサーチ2003年1月20日 00:00
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インターネットは子供の教育に役立つか

この記事のURLhttp://japan.internet.com/research/20030120/1.html
著者: (株)UFJ総合研究所 研究員 寺島 大介
国内internet.com発の記事
  (株)UFJ総合研究所インターネットコム(株)(株)インフォプラントによる、 高校生までの子供がいるインターネット・ユーザー300人に対する調査によると、 「インターネットが教育に有効である」と考えているユーザーは72%。

 まず、回答者の家庭内の子供の年齢の分布としては、「幼稚園以下(〜5才)」が 43%、「小学生(6〜12才)」が31%、「中学生(13〜15才)」が12%、「高校生 (16〜18才)」が14%となっている。

 現状の子供のインターネットの利用動向については、「(非常に、まあ)よく使っている」が43%、「(あまり、ほとんど)使って いない」が57%となっている。また、「子供のインターネット利用」に関する回答者 自身の方針について尋ねたところ、「自由に使わせている」が40%、「内容・時間を 制限して必要に応じて使わせている」が25%、「どうしても必要な時以外使わせてい ない」が17%、その他(「まだ使っていない」など)が18%といった結果となっていた。

 上記の子供のインターネット利用動向(「よく使っている」が43%)と親として のユーザーの方針(「自由に使わせている」が40%)の結果を見ると親の方針が子供 のインターネットの利用に比較的大きな影響が与えているということが推察される。

 インターネットが教育に有効かどうかについての設問については、結果は冒頭の通 り7割程度のユーザーが「有効だと思う」と回答しているが、そういった賛成派の ユーザーに対してその理由を尋ねたところ、「(関心があることについて)自分でい ろいろ調べる機会が与えられるから」が86%と最も多く、次いで「様々な事柄に興 味・関心を持つようになるから」が65%となっており、手軽に幅広く情報収集ができ るインターネットの特性を支持する声が多い。

 一方、「有効だとは思わない」という ユーザーに対してその理由を尋ねたところ、「インターネットにのめりこんで、他の 生活に悪影響を及ぼすから」が53%、「他にもっと有効な手段があるから」が42%と インターネットにのめりこみすぎる、他の手法を軽んじられるのではないかといった 危惧が強いように感じられる。

 さらに、今後の子供の教育におけるインターネットの活用において必要な事柄につ いて尋ねたところ、「教育等の関連コンテンツ・サービスの拡充」64%、「学校教育 など、リアルの教育制度との連動」63%、「有害コンテンツ(アダルトなど)を排除 するシステム」62%などが多く挙げられていた。

 上記のように、教育におけるインターネットの活用については、特に様々な分野へ の興味・関心の喚起、情報収集・取捨選択技術の育成などの面で支持はされている。 しかし、一方でインターネットに対する不安も根強く残っているというのが現状であ る。

 また、「現状、あなたが子供の教育について重要だと思われていることは何か」 という問いに対しては「心の教育(倫理・道徳 等)」、「生活習慣や礼儀などのし つけ」が群を抜いて最も多かった。こういった分野の教育はインターネット上だけで は対応しきれない部分も多く含んでおり、リアルの世界(インターネット上以外の 場)での教育も不可欠となる。

 今後、インターネット上での教育をより有効なものにしていくためには、「インターネットという『ツール』を通じて何を学ぶのか」、「インターネット上の教育とリアルの教育をどう結び付けていくか」といった視点での検討が必要なのではないだろうか。

参考記事: AOL、教育事業に進出
  国内 IT 教育は安定成長、Eラーニングも急成長
  日本ラショナル、開発者向けトレーニングコースを豆蔵に
調査協力:


Q:現状、あなたのお子様のインターネットの利用に関する方針はどのようなものですか?


Q:子供の教育に関してインターネットは有効であると思いますか?


Q:「有効だと思う」という方にお伺いします。その理由は何です か?


Q:「有効だと思わない」という方にお伺いします。その理由は何 ですか?


Q:今後、子供の教育におけるインターネットの活用方法についてどのようなこと が必要だと思われますか?


(2003/1/17 高校生までのお子様をお持ちの一般インターネットユーザー300人)
※詳細データ(記事未掲載設問を含む)はこちらでダウンロードできます。 【有料】

◆次回予告:「日本語ドメイン名(URL)について」



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