デイリーリサーチ 2003年2月3日 00:00

新聞社のウェブサイト、約半数のユーザーが閲覧・利用

著者: (株)UFJ総合研究所 研究員 寺島 大介
2003年2月3日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事

   (株)UFJ総合研究所インターネットコム(株)(株)インフォプラントによる一般インターネット・ユーザー300人(10セグメント:10,20,30,40,50代以上×男女、各30サンプル)に対する調査によると、新聞社のウェブサイトを閲覧・利用して いるユーザーは48%。

 まず、回答者の属性として、紙媒体としての新聞を購読しているかどうかについて は「購読している」90%、「購読していない」10%といった傾向になっている。特に 「一人暮らし」のユーザーは約7割が「購読していない」状況になっており、年齢別 に見ると、若い世代ほど「購読していない」ユーザーの率が多い傾向にあり、20代、 30代では約2割に達している。新聞を購読していない理由に関しては「インターネッ トで無料で同様の情報が入手できるから」68%、「購読料が高いから」65%、といっ た回答が多くなっている。

 そういった中で新聞社のウェブサイトを閲覧・利用しているユーザーは上記の通り であるが、性別で見ると男性が53%、女性が39%となっており、若干男女差があるこ とがわかる。利用している内容については、「(日々の)主要記事の閲覧」が利用者 の73%と最も多く、「記事と関連した記事へのリンク」が46.4%と次いで多くなって いる。「(関心のある)記事のクリッピングサービス」(24%)や「ニュースのメー ル配信サービス」(12%)は比較的低い利用率にとどまっている。

 また、インターネットで新聞社のウェブサイトを利用するメリットとしては「無料で情報が見られる こと」「リアルタイムで情報が閲覧できること」がそれぞれ73%に達しており、次い で「関心の有る記事については、その関連記事までリンクがはられており、より多く の情報が収集できること」が53%といった結果となった。

 なお、現状の新聞社のウェブサイトで「不満な点は何か」という問いに対しては「必 要な情報がどこにあるか分かりにくい(みにくい)」が41%と最も多かった。

 さらに、「今後利用してみたい機能」に関しては、「過去の記事の検索」が56%と 最も多く、次いで「(日々の)主要記事の閲覧」、「本記事と関連した記事へのリン ク」といった基本的な機能の利用意向が多くなっていた。ちなみに各機能が有料(月 額300円程度)であった場合の利用意向を尋ねたところ、「有料ならば利用しない」 は78%となっており、残り22%が何らかの機能に対して利用意向を示している。

 今回の調査のように、インターネットという無料で情報提供を行うチャネルが登場 した結果、特に20代、30代といった比較的若い層においては、紙媒体としての新聞の 購読率が低くなっているというのが現状である。この動きが今後トレンドとして拡大 していくのかこのまま維持されるのかは定かではないが、こういった消費者のメディ ア利用の動向は紙・インターネット両面における購読料・広告料等の収益に影響を与 えるのは間違いない。

 新聞社各社としても、現状だけでなく将来的な消費者の動向もより注視しながらの自 社の方向付けが重要になってくるのではないか。

参考記事: 好調な動きをみせ始めた、新聞各社のオンライン事業
  新聞社の情報サービスに携帯ユーザーが求めるものは
Q:あなたは新聞社のウェブサイトを閲覧・利用していますか(閲覧・利用したことが ありますか)?


Q:(閲覧・利用している方へ)主に利用している機能はどのようなものですか?


Q:(閲覧・利用している方へ)利用している上で感じるメリットはどのようなものですか?


Q:新聞社のウェブサイトで今後使ってみたいと思う機能はどのようなものですか?


Q:新聞社のウェブサイトで、有料(月額300円程度)でも使ってみたいと思う機 能はどのようなものですか?


(2003/1/31 一般インターネット・ユーザー300人 10セグメント:10,20,30,40,50代以上×男女、各30サンプル)
◆次回予告:「中古パソコンの購買意欲について」




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